ゴロゴロの保護猫「ごろりん」にメロメロ ちび2匹もうちの猫に

 モデルとして活躍する松島花さんは、仕事のかたわら保護猫や保護犬を助ける活動にも取り組んでいます。現在3匹の保護猫と暮らす松島さん。連載4回目は、この3匹との出会いについてです。

(末尾に写真特集があります)

 最近のごろりん、ゴメズ、フェスターは私のベッドが1番のお気に入りの場所で、毎日3匹の間を縫うようにして寝ています(笑)

私のベッドを占領する3匹
私のベッドを占領する3匹

 寝づらいですが、これが幸せなんです♡

愛猫を亡くし、インスタで猫を見て過ごす日々

 4回目は〝ごろりん〟〝ゴメズ〟〝フェスター〟の3匹の保護猫たちが、うちの猫になるまでを詳しくお話したいと思います。

 猫のいる生活が当たり前だった私は、愛猫梅が2018年1月9日に20歳で亡くなってから、『もう梅はいないんだ』と思った瞬間に沸き起こる喪失感から心にぽっかりと穴が開いたようで…

 梅ちゃんロスを埋めるように、せめて猫を見ていたくて、気がつくといろいろな猫のInstagramばかりを見て過ごしていました。

 そんな毎日の中で猫のInstagramを見ていると〝保護猫〟という言葉が多く目につきました。もちろん保護猫と言う言葉は以前から知っていましたが、実際に飼っていた2匹の竹と梅は、母の友人からもらった猫だったので保護猫ではありませんでした。

 そして、いろんな方のInstagramの中から1匹の猫が目に留まりました。

 それは個人で保護猫活動をされている@teko1010さんのInstagramにポストされていた猫〝ごろりん〟でした。

 @teko1010さんは、東京都動物愛護相談センター登録団体メンバーの方で、負傷猫や病気の猫も多数保健所から引き出しをされているすごい方なんです。当時、ごろりんは推定5歳ぐらいでガリガリのぼさぼさ。センターに収容されたのは2017年11月ごろで腹部に広範囲に裂傷があり収容された子で、そのなんともいえない表情をしたごろりんを何度も何度も見返していました。

手で顔を隠して寝るクセがあるごろりん
手で顔を隠して寝るクセがあるごろりん

 梅ちゃんが亡くなって寂しかったから次に飼いたい猫を…と探していたわけではないのに、@teko1010さんのInstagramを度々のぞき、その後のごろりんの様子が次々とアップされるのを見ているうちに、私はますますごろりんのことが頭から離れなくなりました。

 正直、どことなく梅ちゃんに似た面影もあったからだと思います。

保護猫「ごろりん」が忘れられず ついに問い合わせ

 ところで〝ごろりん〟という名前ですが、東京都動物愛護相談センターでの仮の名前で、センターの皆さんに「ゴロゴロ♪」と鳴らすので〝ごろりん〟〝ごろちゃん〟と呼ばれていたそうで@teko1010さんは引き出した後も〝ごろりん〟とそのまま呼んでいました。

 毎日ごろりんの様子を見ているうちに「ごろりんがうちの子になったらいいなぁ」という気持ちが強くなっていきました。

 どんどんごろりんにひかれていた私は、ついに「まだごろりんの譲り先は、決まっていませんか? 」と@teko1010さんにメールで聞いてみることにしました。

 まずそこが1番気になっていましたし、悩むのはそれからです。

 メールを送り、ドキドキしながら返信を待ちました。

 すると@teko1010 さんから「まだ決まっていません」と言う返信が来ました。

保護猫「ごろりん」の問い合わせに予想外の返事

「よかった…」と思ったのも束の間…。

 次に猫を飼う時もお留守番の時寂しくないように2匹で飼いたいと思っていたので、「もし譲渡してもらえるならごろりんと相性の良い子をもう1匹一緒に迎えたい」と返信をしたら「ごろりんはすごく甘えん坊というか愛情に飢えているので、できれば1匹で飼っていただける方を探しています」と言う返信が返ってきました。

 それは予想外の返事だったのですが、@teko1010さんはそこまで1匹1匹の猫の性格を考えて譲渡されているのだととても感心しました。人間と一緒で猫にだって1匹1匹性格や個性があるし、それが保護猫ならなおさら、元野良ちゃんでまだ人なれしてない子や虐待されていた子、障害のある子など、生い立ちやその子の精神的な気持ちを考えどういった譲渡先がいいかを考えることは大切なことですよね。

 私は「そういう子もいるんだな」と納得したのと、ごろりんは私じゃなくてもすぐに譲渡先は決まるんだろうなぁと思っていました。

 そして、ちょうどその頃と言うのは…

 梅が亡くなり100ヶ日が経った頃で、亡くなった愛猫たちのためということもありますが「猫のために何かを始めたい!」と思い始めていた時でした。

 10代後半、猫や犬の殺処分に関するポスターやチラシを知り合いの所に置いてもらったり、撮影スタジオに掲示してもらったり、自分が当時やっていたアメーバブログで紹介したりしていたことはあったのですが、それ以上の事を行動に移していませんでした。

保護された犬や猫のためのアカウントついに開設

 ごろりんや@teko1010さんと出会ったことをきっかけに、今皆さんに応援していただいている保護猫・犬のためのアカウント@hana_matsushima_animalを始めることを心に決め、このアカウントの最初のポストでごろりんの譲り先を募ることにしました。

 あれほどまでにごろりんを引き受けたかったのに、自分のInstagramでごろりんの譲渡先を募ることは少し寂しい気もしましたが、ごろりんには優しい人の元で幸せになってほしいと思っていました。

手足がとにかく長いごろりん
手足がとにかく長いごろりん

 それに、私がこのような活動をして保護猫を引き取るのなら、譲渡がなかなか決まることが難しい障害を持っている子や病弱な子などを選択しようと家族と話をしていました。

 だから、せめて1度だけでもごろりんに会いたいと思い、@teko1010さんに「譲渡される前にごろりんに会いに行ってもいいですか?」とお願いをしたら、快く「ぜひ遊びに来てください!」と言っていただいたので、母と一緒にごろりんに会いに行くことにしました。

扉を開けると飛んできた保護猫「ごろりん」

 初めて@teko1010 さんにお会いした印象は、こんなに大変な活動をされているのに、とても明るくチャーミングな方で、おうちは猫カフェのようにキレイにされていました。

 その中には、Instagramで見た数々の他の猫ちゃんや、唯一の犬クリパもいました。

 扉を開けるなりごろりんは、すぐに飛んできてくれました。飛んできてくれた…と書きましたが「犬じゃないのに!」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、本当にごろりんは犬のように飛んできてくれたのです。

 そしてすぐに「ゴロゴロ♪ゴロゴロ♪」が止まらなく、本当に可愛い子でした。

 もう私と母はごろりんにメロメロでした。

 たくさんの保護猫やクリパと遊びながら、@teko1010さんに私と母の動物に対する思いや今までやってきたことなどを話して、これから保護猫を引き取ることについての私の考えも聞いてもらいました。

 障害や病気の子を譲り受けることについては、私の仕事柄大変ではないか?両親と一緒に暮らしているとはいえ、両親の年齢も考えるとそこまで考えなくても良いのではないか?と言われました。

一目会いにいったつもりが3匹を引き取ることに

 そしてまた、こういう提案をしてくださいました。

「例えば、私の保護猫たちの何匹か引き取ってくださればスペースができて、またその分私が保健所から引き出して助かる子ができる。そういうふうに考えてみるのはどうでしょう」

「そして、そんなにごろりんを思って下さるのなら、つい最近家に来た子たちで民家の屋根裏で生まれた野良猫の親子4匹のうち、まだ譲渡先が決まっていない2匹の黒猫の子猫がごろりんととても相性が良いので、この子たちと一緒に貰っていただけるのなら、ごろりんを引き取ってください」と言われました。

 その後の時間もたくさんお話をさせていただいた結果、ごろりんに一目会いに行ったつもりが帰る頃には、3匹を引き取ることになっていました。

 この2匹の黒チビは、すでに皆さんご存じの〝ゴメズ〟と〝フェスター〟です。

そしてついに!ごろりんの体重を越したゴメズとフェスター。ゴメズ5kg、フェスターは4.6kgです!
そしてついに!ごろりんの体重を越したゴメズとフェスター。ゴメズ5kg、フェスターは4.6kgです!

 民間の屋根裏で害虫駆除業者に山に捨てられそうになっていた危ういところをボランティアの方々に助けられ、@teko1010さんの所へやってきたのでした。

 黒猫ちゃん親子のお母さんと3匹の兄弟猫の1匹は、すでに譲渡先が決まっていました。

 そういう訳でごろりんと黒チビちゃん2匹を後日うちへ連れて来ていただく期日を決め、その日は帰りました。

 そして家に帰ってすることといったら、最大の楽しみである3匹の名前を何にするか?ですが…

 〝ゴメズ〟〝フェスター〟の名前の由来は、1回目でもお話ししたように映画「アダムスファミリー」の役名から…

 〝ごろりん〟に関してはごろりんほどしっくりくるに名前が他に思い浮かばず、東京動物愛護相談センターの皆さんや@teko1010さんにもごろりんと呼ばれて可愛がってもらっていたのだから、〝ごろりん〟のままにしようと決めました。

 〝ごろりん〟は、みんなすぐに覚えてくれるのですが〝ゴメズ〟と〝フェスター〟は、なかなか覚えてもらえません(笑)

 皆さんからよく「ゴメズとフェスターはどうやって見分けるのですか?」と聞かれるのですが、ゴメズは尻尾が長くて、フェスターは尻尾がうさぎみたいに真ん丸く短いんです。

左がフェスター、右がゴメズ
左がフェスター、右がゴメズ

 子猫の時は尻尾を見ないと「どっちだ?」となっていましたが、今では顔を見ただけでわかります。

 3匹ともそれぞれ魅力が違って、日々可愛さ増し増しです!

 仕事でどんなに疲れて帰ってもベッドの上で癒やされる幸せな毎日です。

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松島花
1989年東京都生まれ。『Oggi』(小学館)、『BAILA』(集英社)、『25ans』(ハースト婦人画報社)、『CLASSY』(光文社)、『ミセス』(文化出版局)などのファッション誌でモデルを務めるほか、CMやドラマにも出演。動物の保護活動に強い関心を持ち、オフィシャルインスタグラムアカウント(@hana_matsushima_official)とは別に保護活動を行う個人・団体を応援するアカウント(@hana_matsushima_animal)を開設している。

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この特集について
猫のいる幸せ
3匹の猫と暮らすモデルの松島花さんは、保護犬や保護猫を助ける活動にも取り組んでいます。猫の魅力はもちろん、向き合い方や別れもつづります。
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