「猫アレ」産休明け! 妊娠すると、猫がキライになるは本当?
sippoにて2015年に連載を開始した「猫アレルギーですけど」は、4カ月ほどお休みをいただいておりました。それが、本日めでたく復活をいたしました!
再開を心待ちにしていたという人は、親族くらいしかいないと思いますが、万が一「待ってました!」と声を上げた方が1人でもいらしたら、心からありがとうございます!
休みの理由は産休でした。無事に高齢出産を乗り越えた今ですが、連載再開の初回は飼い主ヤスダの妊娠中にさかのぼります。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化により、大好きだったものも嫌いになるとか、子どもに全愛情が注がれてしまってペットがかわいくなくなる……なんて聞いたことがありました。
妊娠初期、自分がどれだけ変化していくのか分からず不安だったころ、ネットの有名掲示板で、とある夫のこんな書き込みを見かけました。
「猫好きがきっかけで結婚したのに、妻が妊娠を機に飼い猫を嫌い、手放したいとまで言い始めて困っている」
責任をもって最期まで面倒を見るのが、最低限の飼い主の務めなのに……。やむを得ない理由ならまだしも、飼い主の感情で手放したいなんて、ありえないことです。でも、猫好きだった人がそこまでの感情を持ってしまうなんて……。私の場合、手放したいまでいかなくても、猫のことが少しでも嫌になったりしたらどうしよう……なんて気持ちになりました。
そんな私の心配をよそに、サビ猫の「あんず」は少しずつ大きくなってゆく私の横っ腹で熱心に“ふみふみ”活動。今まではお腹に乗っかって“ふみふみ”することもありましたが、お腹に乗るのは遠慮してもらうことにしました。
「あんずちゃん、お腹乗らないでね」と言ながらお腹を避けるように促すと、大人しく太ももに収まってくれるあんず。しかし、家中を駆けずり回ってハッスルしたあんずが、私のデカ腹の上を走って横切る、ということが妊娠中に2~3回ありました。まぁ、4キロの猫が多少腹を通過したところで、何の影響もありませんが。
猫がかわいくなくなるのか? という話に戻りますが、結論からいえば、私はずっとかわいかったです。
確かに、ホルモンバランスの変化を感じることもよくありました。大好きだったお笑い芸人の白塗りの顔を見ると、つわりが倍増する、なんてこともあり、自分でも驚いたほどでした。
しかし、妊娠初期のつわりの時も、妊娠後期にお腹が張って辛かったときも、家にこもりがちだった私のそばにいつもいてくれたのは猫たちでした。
猫たちがいてくれたから、安静にしてなければならないときも、辛いと思うことがなく、乗り越えることができました。
猫たちは、私が家にいることを喜んでくれている様子で、妊娠中は今まで以上に猫と仲良しになれた気がしたのでした。
(ヤスダユキ)
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。