愛称は「秋田犬の里」 国内外に魅力発信する施設、来年5月開業

愛称が「秋田犬の里」に決まった観光交流施設のイメージ図=秋田県大館市提供
愛称が「秋田犬の里」に決まった観光交流施設のイメージ図=秋田県大館市提供

 秋田県大館市はJR大館駅近くに建設している観光交流施設の愛称を「秋田犬の里(Akita Dog Visitor Center)」に決めた。秋田犬や大館の魅力を国内外に発信する中核施設で、来年5月8日のオープンをめざしている。

 愛称は6月25日から7月31日まで一般公募し、181件の中から決めた。選考委員会は「秋田犬」が世界的な認知度があることを考慮、採用作が「人々が集まる故郷」という意味もあることなどを選考理由にした。

 施設は鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積は1246平方メートル。高さ18メートルの時計台が特徴で、1920年に完成した2代目渋谷駅がモデルだ。主人を待ち続けた秋田犬の「忠犬ハチ公」による大館市と東京都渋谷区のつながりを表現した。

 内部は、秋田犬とハチ公を紹介するミュージアムや秋田犬展示室が中心となる。観光案内所や土産コーナーも整備し、旅行者を対象にした施設にする。

 敷地内には愛犬と散歩できる芝生広場と112台分の駐車場も設ける。大館駅前のハチ公像も今年末までに施設前に移す予定だ。

(加賀谷直人)

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