浅田美代子さんらトークショー 「保護犬、保護猫を選択肢に」
愛犬家の女優・浅田美代子さんと、朝日新聞の太田匡彦記者によるトークショーが19日、東京・新宿の京王百貨店で開催中のペットイベント「みんなイヌ、みんなネコ」で行われた。浅野さんは愛犬とのエピソードを紹介しつつ、「犬や猫を飼おうと考える時、保護犬や保護猫を飼うことを選択肢にしてほしい」と話した。会場は約100席で、大勢が立ち見する盛況ぶりだった。
浅田さんは「ペットショップで動物を買う人がいるから、繁殖業が成り立つ。保護犬は最初のうちは緊張しているけど、飼い始めると、みんな本当にかわいい顔に変わる」と保護犬や保護猫の魅力を説明した。これを受けて太田記者は「ペットショップで買うのが、今は当たり前のように思われがちだが、ペットショップが増えたのは、ここ30年ぐらいの話」と紹介した。
浅田さんは動物愛護の運動にも関わっており、今年4月には、超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」とともに、犬猫の繁殖業者などの規制を強化するための動物愛護法改正を求める著名を環境省に提出した。この問題にも触れ、「法律が変わらないと、動物を守れないことが多い。改正は秋の臨時国会で議論されると言われているが、業界を守りたいという国会議員も多い」と話した。太田記者は「自分の犬、猫だけでなく、この子の親やきょうだいはどこでどう暮らしているのかと広い関心を持つと、見える世界が変わってくる」と述べた。
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幸せになった保護犬や保護猫の写真を集めたsippo写真展を中心としたペットイベント「みんなイヌ、みんなネコ」は20日(10時~18時)まで開かれている。
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