ビビりの保護犬ハンターは社交性ゼロ でもかわいい!

東京ミッドタウンの庭で固まるハンターです
東京ミッドタウンの庭で固まるハンターです

 月に一度、お爪切りをしてもらうショップは、某大型商業施設の中にあり、その周りは、夕方にもなると多くの愛犬家であふれています。

 眼が見えて元気だった頃のココは、本当に社交性があって、どんな大型犬にもごあいさつできるし、ドッグランでも多くの飼い主さんに「かわいい、かわいい」と言っていただき、人気者でした。

 一方、自分を人間だと思っていたピンは、ドッグランが大嫌いだったし、お散歩中のごあいさつも最期まで苦手でした。

 そして保護犬のハンターはというと、自分を人間だとは思っていないようですが、相変わらず、ビビりで、犬も人も苦手みたい……。

 先日も、まるでオフ会のようになっている愛犬家さんの一団が、「ミニピンちゃんですね?」「何歳ですか?」などと声をかけてくださり、特にミニチュアピンシャーとは親戚のような犬種のイタグレちゃんのパパが何度もトリートをハンターに差し出してくださったのですが、ハンターは私の後ろに隠れてしまいました。

「あら~、甘ったれさんなのね」「ママの後ろに隠れちゃったわ」「ママが大好きなのね」などと言われ、ハンターを溺愛している私は、まんざら悪い気もしなかったのですが、夜、夫に話したら、「社会性ゼロ」とあきれ果てていました。

ハンターと一緒に保護された一騎くん(左)とマウムくん
ハンターと一緒に保護された一騎くん(左)とマウムくん

 ハンターと共に保護された一騎くんとマウムくんのママも、「なぜ、ここまでビビりなのか」と、よく話すそうです。

 ハンターと同じ3月に正式譲渡となったマウムくんも、6月にミニピンが大好きなママに迎えられた一騎くんも、3年が経ちました。3匹はいったい、どんな生活をしていたのか。そして、いまだ“赤ちゃん感”丸出しのハンターは、いったい何歳なのか……。

 まぁ、いいです。ビビりでも社会性ゼロでも何歳でも、かわいいハンターなのですから。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。『踊る!さんま御殿!!』の構成や、『サンデージャポン』『ドデスカ!+』などのコメンテーターを務める。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この連載について
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人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
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