かわいい子犬がクマを撃退します ベアドッグお披露目

国内で初めて誕生したベアドッグの子犬6頭と母親「タマ」=2018年5月16日、長野県軽井沢町、山本裕之撮影
国内で初めて誕生したベアドッグの子犬6頭と母親「タマ」=2018年5月16日、長野県軽井沢町、山本裕之撮影

 人里に近づくクマを追い返すベアドッグ(クマ対策犬)の育成に取り組んでいる長野県軽井沢町のNPO法人ピッキオが5月16日、この春生まれた子犬6頭を報道用に公開した。

 ベアドッグはフィンランドとロシアの国境地帯が原産のカレリア犬に特殊な訓練を施した犬で、母親のタマ(4歳)は3年前に米国から来日。別荘地などに出没するツキノワグマ対策に活躍している。今年1月に繁殖のために米国から迎えた雄とペアリングして、3月末~4月初めに雌5頭と雄1頭が生まれた。ピッキオによると、国内での繁殖は初めてという。

 発育は順調で、ハンドラー(飼育・訓練士)の田中純平さん(44)によると「愛玩犬に比べて独立心が強く、徐々にベアドッグらしさが出てきている」という。人間には友好的で、クマに立ち向かっていけるなどの適性があると判断された子犬は、1年近い訓練を受けて来年春にもデビューの予定だという。

(土屋弘)

【関連記事】

・日本でここだけ 軽井沢でクマ対策犬「ベアドッグ」タマを訓練

・クマ撃退、ベアドッグ増やそう 軽井沢で繁殖計画スタート

朝日新聞
朝日新聞社の媒体に掲載されたおすすめの記事を紹介しています。

sippoのおすすめ企画

sippoの投稿企画リニューアル! あなたとペットのストーリー教えてください

「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!

Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。


症状辞典

愛犬、愛猫の病気やけがについて、獣医師が症状別に解説する辞典です。