まだ少ない聴導犬、聴覚障害者を周囲に知らせる役目も!
JR福井駅前のハピリンホールで4日、「耳の日記念フェスティバル2018」があった。聴覚障害者について理解を深めてもらおうと、福井県聴覚障がい者協会が主催し、毎年3月3日の「耳の日」の前後に開いている。
耳の聞こえない人や聞こえにくい人に必要な情報を教える実演では、日本聴導犬協会のゴールデンドゥードルの「げんき」(オス・3歳)とシーズーの「ろーとひめ」(メス・2歳)の2頭が登場。目覚ましの音に反応して前脚で寝ている人を起こしたり、赤ちゃんの泣き声を教えたりする様子を実演した。
同協会訓練主任の矢沢昌子さん(50)が、聴導犬は「24時間体制」で音や危険を知らせることや、精神的な支えになり、周囲に聴覚障害者だと知らせる役を果たすことなどを説明した。
厚生労働省によると、2018年1月1日現在で聴導犬の実働頭数は全国で70頭だが、福井県にはいない。矢沢さんは「ぜひ福井でも聴導犬を理解して、周りに働きぶりを伝えて欲しい」と呼びかけた。
(福宮智代)
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