犬モチーフの作品も こんなバレンタイン「ちょこ」いかが?
バレンタインデーにちなみ、チョコと猪口(ちょこ)をかけた上野焼の展覧会が1日、福岡県福智町の上野焼陶芸館で始まった。14日まで。ハート形の猪口や天使の羽をあしらった猪口など、10窯元が計1千点を出品。1080円均一で、1点買うとチョコレート1個がついてくる。福岡市中央区のアクロス福岡でも6~11日に催す。
深みを帯びたブルーやグリーン、柔らかな肌合いのピンクやブラウン――。趣向を凝らしたデザインに加え、釉薬(ゆうやく)を駆使した多彩な色つやの猪口が並ぶ。干支(えと)の戌(いぬ)年にちなんだ作品もある。器を支える台座が犬だったり、犬の肉球があしらってあったり、それぞれの個性がにじむ。
猪口とお似合いのトックリ、ビアカップやワインカップもあり、プレゼント用のラッピングにも応じる。
堀田窯の陶芸家、世良萌久美さんは、黒く光る猪口に白い天使の羽をあしらった作品や、開口部がハート形で、ゴブレット風の台座つき猪口を出品した。バレンタインデーのチョコは女性から男性へ贈るイメージがあるが、猪口は年配の男性同士、若い女性同士、あるいは自分自身への贈り物として買い求める人がいるなど多様という。
「毎年この季節を楽しみにしてくださっているお客様が多く、作る側も新しい発想が求められます。値段以上の価値があり、肩ひじ張らない気軽なプレゼントとして最適。猪口を入り口に、上野焼の魅力がより多くの人に広まれば、うれしい」
バレンタインちょこ展は、上野焼協同組合(高靏享一理事長、13組合員)が新たな上野焼ファン開拓のため2008年から始め、今年で11回目。「春の陶器祭り」「秋の窯開き」と並ぶイベントに成長した。問い合わせは組合(0947・28・5864)へ。
(中村幸基)
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