犬のふん、放置するのはNG 黄色いチョークでぐるり!
![(写真は本文と関係ありません)](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/ed4e-l/picture/10578117/b9106d4764e718e6874f4d3f185333fd.jpg)
公共の場に放置された犬のふん。迷惑な「糞(ふん)害」を安価なチョークで軽減する取り組みを、名古屋市が始める。京都府宇治市が昨年1月から実施し、大きな効果を上げている「イエローチョーク作戦」にならう。30日の市議会本会議で吉田茂氏(自民)の質問に答えた。
宇治市の「作戦」は、放置されたふんの周りを黄色いチョークで囲み、見つけた日時を書くというもの。あえて、ふんはそのまま残しておく。飼い主が再び訪れた際、周囲が迷惑していることに気づき、自発的に回収するようになるという。チョークは1本20円程度で済み、文字は自然に消える利点もある。
![京都府宇治市の「イエローチョーク作戦」の実施例。ふんが見つかった場所に黄色いチョークで目印と発見日時を書いている=同市公式ホームページから](http://p.potaufeu.asahi.com/sippo-c/e926-l/picture/10578118/682a2d298fe0bff37766f2da1ae70a00.jpg)
宇治市には糞害が集中する場所が30カ所あったが、作戦を実施した結果、ほぼ解消されたという。
名古屋市は立て看板や回覧板を使い、ふんを放置しないよう呼びかけているが、解消されない地域があるという。市は「早期に実施したい。市民に取り組んでもらえる手法を検討している」と話している。
(関謙次)
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