革細工で十二支、イヌ年は秋田犬の親子をモデルに制作

完成した戌の革細工(手前)と作者の本間さん。木枠の中は勢ぞろいした十二支の革細工=たつの市役所
完成した戌の革細工(手前)と作者の本間さん。木枠の中は勢ぞろいした十二支の革細工=たつの市役所

 兵庫県たつの市が毎年制作している動物革細工で、来年の干支(えと)の戌(いぬ)が完成した。2006年の「亥(い)」の制作から始まり、十二支がそろった。型抜きした革を折り曲げるなどして完成する手軽さが人気で、地場産業の皮革PRに一役担う。


 市の依頼を受け毎年制作し続けているのは、旧龍野市の元消防長でたつの市の地場産業専門官、本間一彌さん(75)。当時の市長から皮革産業のPRを頼まれ、手先が器用だったこともあり干支の革細工を考案したのが始まりだった。


 水でぬらすと曲げやすく、乾くと固まる特長がある「ヌメ革」を、図鑑などを参考にしたデザインの型で抜き、切り込みに沿って切ったり折ったりすれば立体的な作品が完成する。今回は秋田犬の親子をモデルに、愛くるしい表情の革細工に仕上がった。本間さんは「来年はみんなが犬のように思いやりのある心を持ち、明るい年になりますように」と話していた。


 戌の完成品は、11月下旬から市内の道の駅や観光売店などで販売する。台座付きで1300円。問い合わせは市商工振興課(0791・64・3158)へ。

朝日新聞
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