足跡についた臭いで「犯人」を追うワン!「嘱託警察犬」の競技会
一般の市民が指導士となり飼育し、訓練した犬が警察犬として活躍する「嘱託警察犬」。その訓練の成果を披露する競技会が山口市であった。
足跡に付着したにおいを元に、犯人の逃走経路をどれだけ正確にたどれるかを競う「足跡追及」部門と、犯人のにおいがついた布をかがせ、同じにおいを五つの布から選ばせる「臭気選別」部門の2部門に分かれ、12人の指導士と22頭の嘱託犬が参加した。
両部門に参加した山口県防府市のパート職員、西野恵子さん(65)は2005年に嘱託犬制度に登録した。大の犬好きで、飼っていた犬を自分で訓練するうちに、制度のことを知って興味を持った。愛犬のうちの1頭は、今月、長野で開かれた嘱託犬の全国大会で2位に選ばれたという。
山口県警によると昨年、警察犬が出動した行方不明者の捜索や犯罪捜査などの事案は90件。そのうち16件に嘱託犬が出動した。県内には現在、25頭の嘱託犬が登録されているという。
(根本晃)
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