君の名は……。愛犬ぷりぷり、名付けて呼んで、愛は深まる!?
「ぷりぷり」という名前は、ぷりを迎え入れるずーっと前から決めていました。
(末尾に写真特集があります)
ワンコは家族。かわいいわが子の健やかな成長を願い、意味も画数も調べて……なんてことは一切なく、決め手は「音」。なんか「ぷりぷり」って響きがカワイイ。ワンコと暮らすなら絶対に「ぷりぷり」にするんだ!
……とノー天気なオカンでしたが、しかし、ぷりが来た当初、本当にこの名前でいいんだろうか? と本気で悩んだことがありました。
以前、ぷりぷりがわが家に来たときの経緯を書きましたが、ぷりは本当は「来るはずの子」じゃなかった。来るはずだった子は直前に足の指が1本ないことがわかったとかで、当時やり取りしていた獣医さんはたまたま病院にいた同じ犬種、同じ毛色の子犬を連れて来たのです。
名前は先方に早々に伝えていたので、来るはずだった子はすでに「ぷりぷり」と呼ばれていたはず。ところが実際にわが家に来たのは違う子。それでもやっぱり「ぷりぷり」にしようと決め、早く自分の名前を覚えてほしくて「ぷりぷり、ぷりちゃん」と呼び続けました。
しかし、1カ月余りが過ぎてもほとんど反応しない。もしかして耳が聴こえてない?と不安になるぐらい、ぷりは呼びかけに無反応でした。同じ病院にいた子が「ぷりぷり」と呼ばれていたから、自分のことだと思えないのかな?……なんて深読みしたりして。
本当のところはわかりませんが、わが家に来たころ、ぷりはひどく体調が悪く、それが原因だったのかも。元気になるとともに、自分の名前はもちろん、いろんな言葉をものすごい勢いで覚えていきました。父は「天才少女現る!」と大騒ぎ。親バカのその親はジジバカだった(笑)。
今となっては、ぷりたんに「ぷりぷり」以外の名前はないと思っています。とはいえ、普段「ぷりぷり」と呼ぶことは実はほとんどなかったりして。名前って呼んでるうちにどんどん変化しちゃいません?
スタンダードは「ぷり」「ぷりちゃん」「ぷりたん」。「ぷっちょ(お菓子風)」「おぷり、おぷん(江戸娘風)」、「ぷり蔵、ぷり之助(時代劇風)」や、おもちゃをナイスキャッチしたときは、イチロー選手オマージュで「よっ、ぷりロー!」。
五段活用系も。「ぷりちゃん」→「ぷりちゃんぷー」→「ぷりちゃんぴー」→「ちゃんぴー」→「チャッピー」……て、もはや「ぷ」も「り」も残っとらん(笑)。
今のところ動物病院やサロンでもほかのワンコの名前とカブったこともなく、「ふふふ、オンリーワンじゃ!」と自分のネーミングセンスにほれぼれするオカン。
ただ、ときどき「ぷりぷり」が大安売りされることが……。
「うわぁ~、超ぷりぷり!」「口の中でぷりぷりしてますよー」
バラエティー番組の食レポで連呼される、という。特にエビの場合、かなりの高確率で「ぷりぷり」の大合唱。ほかのワンコとカブらないのに、まさかの魚介類、それも食感カブり(笑)。
ご本人ならぬご本犬は、「呼んだかワン?」とキョトンとしています。
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