犬の殺処分ゼロめざし、PWJが福山に全国4番目の譲渡拠点
犬の殺処分ゼロに取り組むNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ、大西健丞代表理事)は4月下旬、保護した犬の飼い主を探す拠点となる譲渡センターを広島県福山市東深津町2丁目に開いた。広島市と神奈川県藤沢市、東京都世田谷区に続いて4カ所目。
福山譲渡センターは4施設の中で最も広く、建物の延べ面積は116平方メートル。1畳ほどの部屋が14ある。約1200匹を保護しているPWJの本部のある神石高原町に近く、常時10~15匹の犬を紹介している。
犬とふれ合えるリビングスペースが2カ所と、保護犬のためのトリミングルームも完備。今後、センターを拠点に正しい犬の飼い方や、動物の生活環境に配慮する「アニマルウェルフェア」(動物福祉)を広める場としても活用していく予定という。
首都圏でさらに譲渡センターを増やすことも検討している。プロジェクトリーダーの大西純子さん(45)は「気軽に立ち寄っていただき、保護犬がどういう犬たちか知ってもらえたらうれしい」と話している。
犬を譲り受けたい場合は、まず犬に会って里親希望申込書に記入する。スタッフが家庭を訪れ、詳細を詰めていくという。最短で3週間程度かかる。譲渡までの養育費の一部と、迷子になった時に飼い主が分かるようにするためのマイクロチップの装着費として1万7500円が必要。午前10時~午後7時で年中無休。センターでは保護犬の散歩などのボランティアも募集している。問い合わせは福山譲渡センター(084・928・1785)へ。
(広津興一)
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