同時に保護された運命の犬3頭 犬の「ママ友」からの近況報告
ハンターが、同時にミニピンばかり3頭一緒に保護していただいたうちの1頭であることは、これまでに何度か書かせていただいています。
その3頭は、別々の飼い主の家で暮らしています。最初、そのうちの2頭、ハンターと一騎くんのお世話をしてくれていたのが、動物愛護団体the VOICEさん。
2年前の動物愛護週間のとき、そのVOICEさんが開催した講習会で前後の席になったのが、一騎くんのママ、渡辺さんでした。
渡辺家も代々ミニピンを飼っていらして、わんこたちに深い深い愛情を注いでいる様子を時折、LINEで知らせてくださいます。
3月22日、私たち家族が決めたハンターの誕生日に渡辺さんが連絡をくださいました。その日、私はというと、前泊で名古屋での仕事に行っていて、ハンターに満足なお祝いをしてあげられなかったのです。
なのに、一騎くんママの渡辺さんから、お祝いメッセージが……。有りがたくて、名古屋駅で泣いてしまいました。
そして、「あっという間の2年でしたね」という冒頭の一文には、うん、うん、とうなずかさせていただきました。本当に、あっという間で、2年だったのか1年だったのか、時々わからなくなるぐらい、ハンターとの毎日はスピーディーに過ぎていきました。
渡辺さんは、このコラムを読んでくださっているそうで、「一騎も同じ」と微笑ましく思っていると……。
何が同じかというと、「まだまだ、びびり犬」だけれど、「確実に私たちに心を許し家族になってくれていることを確信できる」ということです。
保護犬でなかったら、この道のりと喜びは、なかったのかもしれない……と思います。
そして、渡辺さんからの近況報告には、“反省”させられることもたくさんありました。
まず、渡辺さんは、VOICE代表の有動敦子さんの元へ、一騎を連れて“里帰り”したということ。
さらに、一騎くんやハンターと一緒に保護された、もう一頭のミニピン=マウムくんと一騎くんを“ご対面”させる計画があるというではありませんか。
私より確実にマメで、わんこにも人にも温かい渡辺さんは、ハンターと一騎くんの“ご対面”も、ずっと「やりたいですね」と誘ってくださっています。
ハンターと一騎くん、そしてマウムくんが、どうして3頭一緒に路上をさまよっていたのか。彼らは、どこから、どういう経緯で街中に放たれたのか。そして、3頭に血縁関係はあるのか否か……。この先、それがわかる日がおとずれることは、きっとないのでしょうけれど、一騎くんママの渡辺さんのお陰で、一騎くん、マウムくん、そしてハンターは、ちゃんと繋がっています。
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