「くしゅん!」猫にも花粉症? 愛猫のために除去対策
4月。新年度です。
なんとなく、頑張らなきゃ!と急かされるような気持ちになりがちなこの季節ですが、6年前の春に産まれた我が家の2匹の猫らは、いつも通りのんびりしています。
春風にそわそわする様子もなく、冬があけて喜びいっぱいというほどでもなく、未だこたつをこよなく愛し、たまの日向ぼっこで春の日差しをいっぱいに浴びて、幸せそうに暮らしています。
と思いきや最近、サビ柄猫のあんずの様子がちょっとおかしい。
「くしゅん!」と、くしゃみをするところを何度か見かけるようになりました。
風邪じゃないかと、かなり心配しましたが、くしゃみ以外の症状はなく、食欲旺盛で遊びも全力なので、少し様子を見ることにしました。
この時期のくしゃみといえば、もしかしたら花粉症じゃないのかな。猫にも花粉症ってあるのかな……。
そんなことを考えていると、どうも人間が帰宅したとき、主にくしゃみをすることが分かってきました。
これは、人間が外出先から持ち込んだ花粉に反応しているのかもしれません。
ネットで検索してみると、猫にも花粉症があるとのこと。私も花粉症だけど、変なところが飼い主に似たもんだ……なんて、のんきなことを言っている場合ではない。
あんずはたまにくしゃみをするだけですが、猫の花粉症も人間と同じように鼻水や目のかゆみも引き起こすらしいので、家に花粉を持ち込まないように気をつけることにしました。
家に入る前にコートを脱いで花粉をバサバサと払い、花粉がつきにくくなる衣類用スプレーをかけて出かけてみたり、今まで以上にこまめに掃除機をかけたり。もちろん、空気清浄機はフル稼働です。
自分が花粉症でも、面倒くさくて全くやる気がしなかったことも、猫のためだと思うと、がぜんやる気が出るから不思議です。
そうこうするうちに、あんずのくしゃみが激減。ほとんど見かけなくなりました。花粉を排除したおかげなのか、たまたま何かに反応して、くしゃみを頻発していた時期だったのかもしれないし、因果関係ははっきりしませんが、安心しました。
あんずが花粉症だったとしたら、アレルギーを引き起こす原因物質を排除することが、最も有効な対策になる。これは、私が猫アレルギーになってから実感していることです。
猫アレルギーになる前から花粉症だった私は、花粉到来の前に抗アレルギー薬を飲むという対策をしていました。そのおかげで、花粉症の時期も症状を抑えられていましたが、今年は薬を飲んでいないのに、あまり症状が出ません。
花粉はこの時期だけですが、年中つきまとう猫アレルギーで、いちいち薬を飲んでいられない。薬に頼れないなら、マスク!掃除!!空気清浄機!!!といった基本的なアレルギー対策をしていたので、花粉の時期もそれが身についていて、薬がなくても症状が軽くなったような気がしています。
花粉の徹底排除は、あんずのくしゃみのおかげですが。日常的に猫アレルギーというボスキャラと戦っているからこそ、たまの花粉なんか雑魚だな、と感じるようになったのかもしれません。
もちろん、人によって反応しやすい物質は異なるので、一様には言えません。
猫アレルギーのおかげ……というのは、あまりに前向きすぎるけど、大事なのは掃除やマスク、空気清浄機であり、アレルギー物質をブロックする“習慣”を身に着けることなのかもしれません。
(ヤスダユキ)
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