雪降るシーズン、寒い地域の動物園ならではの工夫
寒い日が続いていますね。先週末は日本海側の山沿いを中心に雪が降り、雪の影響で大学入試センター試験の開始時間を繰り下げた会場もありました。雪が降ると札幌で訪れた冬の動物園を思い出します。
みなさんは北海道の冬の動物園に行ったことはありますか?行ったことはなくても、ペンギンの散歩という、雪の上をペンギンが列になって歩く姿をニュースで見たことがある方はいらっしゃるかもしれませんね。雪が積もる冬の動物園、暖かい地域の動物はどこにいるのか、知っていますか?
札幌市に住んでいたので、市内にある円山動物園を何度か冬に訪れました。雪が降り積もる園内では、雪山を元気に走り回るレッサーパンダの姿をみることができました。寒さでぶるぶるふるえながら、夢中で動画や写真を撮ったことを覚えています。寒い地域にいる動物はとても元気でした。
園内の真ん中あたりに、大きなドーム型の建物に沿い、雪がなければ動物がいそうな動物舎がいくつかありました。動物はどこにいるんだろう……と思いながら、その建物の中に入って左側を見ると、なんとキリンがいました。その他、シマウマにブチハイエナ、ライオン、トラもいました。そう、暖かい地域に住む動物はこの建物「熱帯動物館」の中にいたのです。もちろん、建物の中はとても暖かくなっていました。
丸山動物園のホームページ(https://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html)によると、そこは厳寒期でも室温15度を維持できる施設だったそうです。雪の積もる寒い地域だからこその工夫ですね。当時ここにいた動物たちのほとんどが、現在は新設された「アフリカゾーン」に移動したようで、熱帯動物館の跡地にはゾウ舎ができるそうです。
冬は寒いですし、雪が降れば動物園に行こうと計画していた人もやめてしまうかもしれません。ですが、普段見ることのできない寒い地域の動物の元気な姿に出会えるかもしれませんよ。ぜひお出かけください。その際、防寒はしっかりと!!
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