「わんにゃ~ねっと」が活動10年目 保健福祉事務所が里親探し

糸島保健福祉事務所に預けられた猫=福岡県糸島市
糸島保健福祉事務所に預けられた猫=福岡県糸島市

 猫や犬の殺処分を減らすため、譲りたい人と譲ってほしい人をつなぐ福岡県糸島市のネットワーク「わんにゃ~ねっと」が10年目を迎えた。糸島保健福祉事務所が仲介し、里親を探す仕組み。市外からの問い合わせも相次いでいるという。


「わんにゃ~ねっと」は合併で糸島市が発足する前の2007年に始まった。それまでは当時の前原市、志摩町、二丈町で年に1度、獣医師を交えて譲渡会を開いていたという。夜間、動物病院に子猫が捨てられたり、保健福祉事務所へ「飼い猫を預かってほしい」といった申し出が増えたりしたことから、譲渡の仲介を始めた。


 譲るために登録できる人や譲り受ける人は当初、糸島市民に限っていたが、次第に市外からの問い合わせが増加。今では県全体からもらい手を募っている。この制度を知った山口県在住者から譲渡の希望が寄せられたこともあった。


 14年度、15年度と20匹前後の子猫の情報が登録され、すべて新しい飼い主に引き取られた。07年度に殺処分された犬猫は県内で約1万6千匹いたが、14年度には約4500匹まで減った。糸島市でも12年度に255匹だった殺処分件数が、13年度には半減。14年度以降は100匹前後で推移している。


 譲りたい人には親犬や親猫の去勢や避妊を求める。譲ってもらう人にも安易な繁殖をさせないよう指導し、行き場のない動物の増加を防いでいる。


「軽い気持ちで動物を飼う人はずいぶん減りました」と担当者は話す。殺処分がゼロになるよう試行錯誤を重ねていくという。登録されている犬猫の情報は、糸島市の公式ホームページ上の「わんにゃ~ねっと」で確認できる。問い合わせは糸島保健福祉事務所保健衛生課(092・322・3268)へ。


(鈴木峻)

朝日新聞
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