テルアビブは猫の天国? 夜にはどこからか猫が集まる
中東の動物病院関係者の間でも話題の連載「きょうもアラブで猫まみれ」。今回はイスラエルシリーズ第二弾、テルアビブ市街編です。
シャローム!
みなさんこんにちは、猫上彰です。
先日、ようやく新月が観測され、ラマダンも終了しました。
ムスリムの友達たちは、「ラマダンが終わったらあれをしよう」「いやこれがしたい」「いやいや、あれもこれも…」などと、みんな楽しくアフターラマダンについて話していました。7月ということもあり、今年は夏休みで海外に出かける人が多いようです。中には1~2ヶ月休みを取る人も...。いいですなあー。
さて、今回はテルアビブの猫たちをレポートしたいと思います。
イスラエルの経済・文化の中心地テルアビブは、雰囲気がドバイにとても似ています。きれいなビーチもあり、ビル群もあり、そしてさまざまな人種が世界中から集まっています。
そんなテルアビブが、実は猫天国だったのです!
前回ご紹介したエルサレムよりも圧倒的に猫の数が多く、しかもみんなフレンドリー!!同じイスラエルでもこんなに違うものかと思うくらい、とっても人なつっこいんです。
その中でも、テルアビブの台所「イエメン人市場」のあたりには、びっくりするくらい多くの猫たちが住んでいます。
▼「テルアビブの台所、イエメン人市場」
市場が閉まったあとの夜9時すぎから、どこからともなく猫たちが集まってきます。路上や軒先、民家の屋根、バーの入口など、びっしりと猫がたむろしています。しかもみんな愛想がいい!ニャーニャー言いながら近寄ってきます。
またテルアビブの特徴は、店が遅くまでやっていることです。バーは朝5時までやっているところもちらほらあります。バーで知り合ったとあるイスラエル人(オス)は、毎日終業が午後4時だそうで、「俺は夕方4時から12時間飲むために生きている!」などと豪語していました...。
もちろん夜行性の猫たちも、夜中まで元気いっぱいです。エルサレム同様、バーの酔客のおこぼれを狙う猫もいれば、ケンカをはじめる猫や徒党を組んで市場を闊歩する猫など、朝方までニャーニャーとにぎやかです。
エルサレムから車でわずか一時間の距離なのに、都市が違うとこんなに猫の性質も違うんだなあと思ったテルアビブの夜でした。
それではまた。レヒトラオート!
(猫上彰)
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