いざ猫カフェへ うーん、なんか違う気が……

2月22日は猫の日でした。
その翌日、猫が好きでも嫌いでもない(つまり関心がない)友人が言いました。
「昨日のニュース番組は“猫の日”の話題ばっかり! 全局でだよ? 一体、どうなってるの?」
どうなってるも、こうなってるも知らないけれど、今の日本は空前の猫ブームであることは明白です。
そして猫ブームといえば、猫カフェなしには語れません。
まだ猫を飼っていなかったころ、猫カフェの存在を最初に知ったときは衝撃でした。
猫がたくさんいる部屋で、ゆっくりティータイムを過ごせるなんて天国じゃないか! 普段は猫とそう触れ合えないし、近くでじっくり見てやろう。と夢を膨らませ、5~6年前、東京郊外の猫カフェに行きました。
雑居ビルの2階。
ドアを開けると、受付のカウンターに、早くも長毛の猫が箱座り。か~わいい~。
時間制で、お茶はフリードリンク。ティーバックとコーヒーが適当に置かれていて、まるで会社のお茶スペースのよう。おや…? なんか、想像してたの、と若干違うなぁ。
ま、猫さえいれば、テンション上がるはず。と、受付を済ませて、奥の部屋に進みました。
田舎の公民館を想起させる、だだっ広い部屋の所々に、テーブルと座布団が置かれている。お客は5~6組。ほぼ満席だったので、まぁ繁盛している。
そこに猫が10匹ほど。棚の上で寝ていたり、パトロールしたり、お客とおもちゃで遊んだり、それぞれ好きに過ごしていました。
お客さんは、受付で買えるえさを猫にあげてみたり、おもちゃを借りて猫にけしかけたり、写真を撮ったり楽しそうです。
私はそんな様子を見ながら、お茶を入れて、おもちゃを借りて座布団に座ってみたものの……。
うーん……。なんか違う。
ちょろちょろっと猫じゃらしでけしかけてみたけれど、猫との触れ合いもほどほどに、30分ほどで猫カフェを出ました。
猫は沢山いたし、かわいかった。
でも、さほど楽しくはなかった。なぜだろう……。
猫を飼ったことがないから、触れ合いに慣れていないからかな。
それにしても何か違う。いや、猫を保護する目的で猫カフェしているなら、どんな形でもいいんです。いいんですけど、私の理想の猫カフェがあるような気がする……。
初めての猫カフェが、予想より楽しくなかった理由がよく分からないまま数年が経ち、また別の猫カフェに行ったとき、“理想の猫カフェ”が見えたのでした。
その話は、また次回。
(ヤスダユキ)
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