愛犬と憧れの京都旅へ! ワンコファーストな快適ホテルステイも満喫
どこか旅行に行きたいな――。
春の足音が聞こえてきたせいか、無性に旅に出たくなってきました。もちろん、愛犬もぐ(トイプードル、女の子/4歳)と一緒に!
そんなとき、なんとも魅力的な情報が舞い込んできました。最近、東京でも愛犬と一緒に泊まれるプランや専用フロアがある都市型のホテルが増えていますが、なんと京都にまるごとワンコファーストのホテルがオープンするとか。
もぐと京都……ああ、夢がふくらむ。ただ、これまでクルマでは長時間出かけたことはあるものの、京都だと新幹線に乗らなければなりません。約2時間、おとなしくできる? おしっことかガマンできるかな? と、少々不安はあったものの、わが子を信じ3月某日、もぐを連れ西へと向かう新幹線へ。
京都の散策路で愛犬がアイドルに!?
結論から言うと、ドキドキしていたのは飼い主ばかりなり、でした。もぐは新幹線も、京都についてからの地下鉄も、ほぼ寝てたのか終始おとなしい状態で無事到着。アンタはホンマにええ子や〜と、親バカのバカ親はエセ関西弁でうれし泣きしながら、早速ホテルへ向かいます。
二条城の近くにこの3月オープンした『hotel anddoggy(ホテル・アンドドギー)京都二条』 は、「大切な家族である愛犬が、旅先でも家のような心地よさを感じられるホテル」というコンセプトで、施設もサービスもとことんワンコファーストなのだとか。
荷物を預けてランチへ。もぐ母が行きたかったのが「哲学の道」。日本の道百選にも選ばれている日本屈指の散歩道です。川沿いを彩る桜や紅葉が有名だけど、ハイシーズンだと混みすぎてワンコ連れで歩くのは難しそうなので、むしろ好タイミング。
その哲学の道沿いに店を構えるカフェ「and bull coffee(アンド・ブル・コーヒー)」にお邪魔しました。昨年オープンしたお店で、店名にあるように、かわいいブルドッググッズがたくさん出迎えてくれました。店内もワンコOK!
目を引くのが、石窯。焼きたてのピッツァが売りとのことで、水菜と生ハムのピッツァをオーダー。せっかくなのでビールもいっちゃおう! 京都伏見の酒蔵、黄桜が手がける、その名も「ラッキードッグ」というクラフトビールを。クリスピーな焼きたてピッツァはめちゃくちゃ相性がよく、ごくごくペロリといただきました。
おなかいっぱいになったところで、いよいよ哲学の道散歩。もぐ、トレードマークのキャップ&ワングラス姿で散策していると、外国人観光客の皆さんから「wow!」「so cute!」「写真撮っていい?」とめちゃくちゃ声をかけられます。ビビりのもぐは腰引けまくり(笑)。道沿いのお店の方も「おしゃれやねー」と気さくに話しかけてくれ、たくさんの人と交流できたのは忘れがたい思い出になりました。
ワンコファーストの都市型ホテル
1時間ほど散歩し、お茶や漬物など京土産の買い物も満喫してチェックイン。ホテルに入る前に足などが洗える「ドッグシャワー」が完備、エントランスを入るとすぐに足ふきシートなどもあって、とても便利です。
客室は広々、ベッドもゆったり。ちなみにワンコが乗ってもOK。ステップも用意されていて、ワンコ思いのホスピタリティーを感じます。もぐは家ではベッドには乗せないので、初体験のふかふかベッドに最初はちょっと戸惑った様子。が、すぐに「なにこれ〜!?楽しい〜♪」とぴょんぴょんとトランポリン状態(笑)。一緒に寝てもいいとのこと。
ちなみにもぐは普段ケージの中で寝ています。ホテルではケージとクレートの貸し出しをしているということでソフトケージを借り、この日は朝までケージの中でぐっすり寝てくれました。順応力、高い。
次に、館内にある室内ドッグラン「ドッグラウンジ」へ。床はカーペットが敷き詰められており、走り回っても滑らず安心です。アジリティなどのプレーグッズも設置されていて、得意な子は楽しめそう。明るい水色と黄色の壁紙は「犬が識別できる色」を用いたのだとか。細かいところまでワンコのことをおもんばかっているのが伝わってきます。
ホテルに夕食はついていないので、ホテルの方から教えてもらった歩いて10分ちょっとの居酒屋「ビストロわんはーふ」へ。お店に入ると、カウンターはほぼみんなワンコ連れ。お客さんたちも店員さんももぐにたくさん話しかけてくれ、さらにミートローフなどのサービスまで! もぐはうとうとしていたくせに、肉が目の前に現れたらシャキーンと覚醒。「うんめー」とがっついておりました。
飼い主はお刺し身や牛タンステーキなどを日本酒とともに。とにかくワンコにやさしいお店で、常連さんがキープするボトルには愛犬ちゃんの写真が。もちろんワンコ連れ以外の地元のお客さんも多く、アットホームな雰囲気。こんな犬思いの居酒屋さんが近所にあったら絶対通うなぁ。
ホテルに戻ると、1階のカフェにはたくさんのワンコたちとご家族の姿が。夜8時から10時までは、「ドッグとホッと一息ついてほしい」というコンセプトで、なんと無料のホットドッグが振る舞われる、その名も「ホッとドギータイム」があるのです。ほかほかのホットドッグに、ケチャップやマスタード、トッピングにはフライドオニオンに加え、カレー粉で味付けしたキャベツも。これ、関西ではホットドッグ定番の具材らしい。スパイシーな香りに食欲が刺激され、またもやもぐ母がペロリ!
そして夜食を楽しみながら、周りのワンコさんとも交流しました(私が。残念なことに、もぐは初対面のワンコが苦手な「犬見知り」なのです)。
大阪から来たキュートな男の子、トイプードルのオレオくん(7歳)は、ブラックにホワイトの毛がキュートなアクセントになり、まさにあのクッキー! 「こんな風にほかのワンちゃんや飼い主さんと交流できるホテルは初めて。オレオも楽しそうですが、僕も楽しんでます」と、飼い主さんもニッコリ。
トイプードルやミニチュアシュナウザー、ヨークシャーテリアなどの小型犬が多い中、関西圏からご家族でやってきたジャーマンくん(4歳)はゴールデンレトリバー。このホテルでは30kg未満の大型犬も宿泊OK! 大きい子も一緒に京都旅ができるのはうれしいですね。
朝は気持ちいいお堀散歩へ
翌朝の朝んぽは、すぐ近くの二条城へ。開門後も中には入れませんが、お堀の周りは2キロ弱とお散歩にはほどよい距離。名跡散歩にテンションが上がったのか、いつも前半はクン活に忙しく止まってばかりのもぐもナゾのやる気を見せ、ズンズン歩きました。
ホテルに帰って朝食タイム。今回は朝食付きプランで、ワンコ用もオーダーしました。4種類あるメニューの中から、もぐは「ミートボールプレート」をオーダー。もちろん爆食瞬食! なんだかいつもよりガツガツと勢いがあるような。もぐなりに「非日常」という旅のだいご味を堪能しているみたい。
ホテルステイを満喫し、チェックアウト後は久々に会う関西の友人とドッグカフェでおしゃべり。残念ながら雨に降られ散策が難しくなったため、少し早めに東京への帰路につきました。帰りの新幹線も、もぐ、安定の爆睡でホッ。
愛犬と初めての京都旅。憧れの観光地がグッと身近になり、私も、きっともぐも、もっともっといろんな旅に行けそう! とちょっと自信がつきました。ますます充実するリゾート地もいいし、グランピングも気になるし、アウトドアスポーツに挑戦するもよし、今回のような都市型の観光地もよし。
さぁ、次は愛犬とどこへ旅しよう?
hotel anddoggy京都二条
京都府京都市中京区大宮通御池下る三坊大宮町144番地4
電話:075-813-0211
公式サイトはこちら
※hotel anddoggyでは客室以外の共有部分はマナーパンツ着用。撮影時は許可を得て、着用していません。
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。