２匹の看板猫は大の仲良し　もてなし上手の「ころ君」とチャイムで逃げる「ぽこたん」

　武蔵境駅から徒歩数分の場所にある、「ネイルサロンヴィヤンミノン」では、愛くるしい２匹の看板猫がお出迎え。穏やかでおもてなし上手なころ君（11歳♂）と、ちょっぴりシャイで、玄関のチャイムが鳴ると逃げるぽこたん（１歳♀）は大の仲良し。チャイムの音で玄関に出て行き、お客様にご挨拶をするころ君の指導の下、ぽこたんは現在看板猫修行中だそうです。

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　14年目を迎えるネイルサロンのオーナーである斎藤千尋さん一家はそろって猫好きだそうで、幼いころからずっと猫と一緒だったとか。

「実家では多いときは猫を４匹飼っていました。お店にはいつも２匹の看板猫がいますね。お客様の中には猫が苦手な方もいらっしゃったんですが、うちに通ってくださっている間に猫好きになり、猫を飼い始めた方もいらっしゃるんですよ。私も死ぬほど猫好きなのに猫アレルギーで、ずっと薬を飲んでいます」と笑う千尋さん。

　じつはころ君は、去年の夏に肥満細胞腫と診断され、脾臓を摘出する手術を受けた際にガンだと判明。余命半年と言われたそうですが、定期的な投薬も成功し、今は寛解しているというからすごいです。ネイル中のお客様の隣に寄り添ってくれたり、甘えてくれたり、かわいい寝顔を見せてくれたりと、看板猫たちはそこにいるだけでお客様を笑顔にしてくれるのです。「うちの猫たちは猫カフェの猫よりいい仕事しますよ」と千尋さんが太鼓判を押すだけあって、接客上手なころ君と、ホンワカした雰囲気で和ませてくれるぽこたんがいるだけで癒やされます。

（取材・平野敦子）