災害時に避難所でペットの世話など支援 ヤマザキ学園と渋谷区が協定

学校法人ヤマザキ学園の山﨑薫理事長(左)と、渋谷区の長谷部健区長
協定書を持つ、学校法人ヤマザキ学園の山﨑薫理事長(左)と、渋谷区の長谷部健区長

 ペットを飼っている人にとって、大地震などの災害時に家族の一員でもあるペットにどう対応するかが大きな課題だ。東京都渋谷区で愛玩動物看護師を養成する専門職短期大学などを運営する学校法人「ヤマザキ学園」は3日、災害時に避難所でペットを支援する活動を行う協定を渋谷区と結んだ。

 同区によると、避難所に避難してきた犬や猫などのペットの世話をヤマザキ学園が代行し、ペットの具合が悪くなったときには相談や助言も行うという。また同学園はペットフードなどの物資の備蓄や配給も行うほか、渋谷区松濤にある同学園の建物内でペットの一時預かりを行う。

 3日にあった協定の締結式で、渋谷区の長谷部健区長は「災害時には人命が最優先だが、ペットを飼っている人にとっては家族も同然で、離れるのは難しい。避難所のキャパシティーなど課題も多いが、ヤマザキ学園とこの課題に向かっていけるのは心強い」と話した。ヤマザキ学園の山﨑薫理事長は「この協定を育てていく責任がある。同行避難した犬や猫の健康管理、しつけなど、ご協力できることがある」と話した。

 渋谷区によると、区内には33カ所の避難所があり、ペットとの同行避難が可能なのは30カ所。同区内には、約1万1700匹の犬がいるという。

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sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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