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猫の通院「ストレス心配」、通いたいのは「説明わかりやすい病院」 読者アンケート

 2022年6月22日~7月10日に行ったsippoの読者アンケートで、猫を動物病院に連れて行く時に心配なこととして、約6割の飼い主が「猫のストレス」と回答(回答数313人)。愛猫を思う姿が浮かび上がりました。

 こちらでアンケート結果を紹介していきます。

動物病院へ行く理由は「体の異常」

 1世帯で飼っている猫の頭数は、1匹が39%と最も多く、続いて2匹が27%、3匹は14%、5匹以上は8%でした。

飼っている猫の数は? 1匹が最も多い(回答数:313人)

 飼っている猫の年齢は、15歳以上が13%と最も多く、続いて1歳、3歳、4歳、6歳、7歳、8歳が7~8%でした。

猫の年齢は? 15歳以上の猫を飼っている人が多い

 動物病院へ行く主な理由を複数回答で尋ねたところ、313人中252人が「体の異常」と答え、「ワクチン」は237人、「健康診断」は212人でした。

 病院へ行く頻度は、「年に2~5回行く」が44%で、「ほぼ毎月行く」は26%でした。

動物病院へ行く理由は? 全313人の回答者のうち252人が「体の異常」と答えた(複数回答)

病院へ連れて行くとき「猫のストレス」が心配

 猫を動物病院へ連れて行く時の最も強い悩みとして、34%が「愛猫に嫌な思いをさせるのではないかと感じること」と挙げ、続いて「キャリーに入らない」(27%)、「鳴き続ける」(14%)と回答。また、病院へ行く時に最も心配なこととして、6割近い人が「猫のストレス」と回答しています。

猫を病院に連れて行くにあたり最も強い悩みは? 34%が「愛猫に嫌な思いをさせるのではないか」と感じている

猫を病院に連れて行くときの最も心配なことは?6割近い人が「猫のストレス」と回答

 動物病院を利用していて特に困ったことを複数回答で尋ねたところ、313人中120人が「近所に24時間診てくれる病院がない」と答え、続いて「検査代や治療代」(116人)、「薬代が高い」(115人)、「待ち時間が長い」(113人)を挙げた人が多く、「高度な(専門的な)医療を受ける場所が限られる」(82人)という回答になりました。

 また、動物病院から帰宅後の猫の反応について気になることを複数回答で尋ねたところ、313人中187人が「特にない」と答え、続いて「隠れてしまってしばらく出てこない」(71人)、「飼い主から逃げる」(41人)、「体調が悪くなる」(21人)という回答結果になりました。

 猫を病院へ連れて行ったときの、困ったエピソードとして、次のような回答が寄せられました。

<困ったエピソード>

  • 我が家では4匹の猫を飼っていて、普段はいつでもだっこができるくらいの甘えん坊。でも、病院に連れて行く際は、家中を逃げまくる&隠れるで捕まえるのに一苦労……。
  • キャリーからなかなか出てこなくて、やっと出して診察となった瞬間、診察室のカーテンをよじ登ってしまった。
  • 待合室でワンちゃんが大きい声でほえると、怖がりなうちの子はびっくりしてしまってかわいそうでした。
  • 診察台での恐怖から、毎回おしっこか便をします。
  • 待ち時間が長く、1時間以上不安にさせての受診は、あまりに可哀想でなかなか病院に気軽に行けない。
  • 診察後にストレスからか下痢、嘔吐(おうと)した。
  • やたらと話しかけてきて猫を見ようとするオーナーさんがいること。

かかりつけの動物病院選び、「猫に親身」を重視

 では、動物病院を選ぶ理由や重視する条件の「理想」と「現実」はどうでしょうか。

 まず、かかりつけの動物病院を選んだ基準として最もあてはまるものとして、42%の人が「猫に親身になってくれる」と回答、続いて「近所にある」(27%)と続きました。

かかりつけの動物病院を選んだ基準で最もあてはまるのは?4割が「猫に親身になってくれる」と回答

 動物病院でのうれしく感じたエピソード、また行こうと思ったエピソードとして、次のような回答がありました。

<うれしく感じたエピソード、また行こうと思ったエピソード>

  • 飼い主の診療に対する考えを尊重してくれる。
  • かかりつけの先生が「うちの猫」に寄り添った姿勢でいてくれること。
  • 納得のいくまで説明をしてくれる。
  • 診察台で猫が緊張するから、ウンチをしてしまったのですが、先生は「うん、いいウンチですね!」と言って片付けてくださった。
  • 重篤な状況で入院、無事退院の時に獣医師から「天才的に薬を飲むのが上手な子」と言われたことです。1日2回4錠の薬を難なく飲んでいました。
  • 先生が猫にお話ししながら処置や検査してくれ、本当に動物が好きで愛があふれているなと思った。
  • 診察後にお会計までかかる時間をおおよそでも伝えてもらえたのは、とても安心できました。
  • 予約システムが入っている病院なので、待ち時間も少なくてよい。
  • ワクチンの時期になると、はがきがくるので、ワクチン時期が分かりやすい。
  • すっかり病院嫌いになってしまった我が家の猫に対して、転院先の先生が穏やかな声で話しかけてくれ、前の病院では暴れてやらせてくれなかった血液検査を段取りよく、かつ私にもわかりやすく指示してくださり、素早く採血をしてくれたことに涙が出そうになるぐらい感動しました。エコー検査や点滴もとてもすんなりやらせる我が家の猫の変わり様に大変驚きました。

理想の動物病院、「説明のわかりやすさ」「医療の質」を重視

 一方、どんな病院に通いたいか、理想の動物病院として重視するのは「獣医師の説明がわかりやすい」(38%)、「医療の質が高い」(37%)という回答が多くなりました。

どんな病院に通いたい?理想の病院で重視するのは「獣医師の説明がわかりやすい」「医療の質が高い」

 現在通う動物病院で、改善をしてほしいポイントを複数回答で尋ねたところ、313人中150人が「特になし」と答え、続いて「飼い主から質問しなくても必要なことは教えてほしい」(86人)「できるだけ自分の目の前で検査や処置をしてほしい」(45人)、「猫以外の動物と鉢合わせにならないようにしてほしい」(38人)、「猫に慣れた獣医師やスタッフに対応してほしい」(35人)、「予約制にしてほしい」(32人)という順になりました。

 動物医療(診察・予防・治療・手術など)以外で、動物病院を利用したことがある、または利用したいサービスについて複数回答で尋ねたところ、313人中144人が「特になし」と回答、続いて「ペットホテル」(85人)、「飼い主向けの勉強会(病気について)」(82人)、「飼い主向けの勉強会(より良い飼い方について)」(59人)という回答結果となりました。

 今回のアンケートから浮き彫りになったのは、動物病院へ行くときに「猫のストレス」を心配する飼い主さんが多く、実際に猫に親身になってくれる動物病院をかかりつけにすることが多かったということです。さらに、理想の動物病院として、説明のわかりやすさや医療の質を重視。多くの飼い主さんが猫を理解し尊重しながら、心身の健康を考えていることがわかりました。

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