「私の動物愛護リレーエッセイ集」を一冊に オープンカレッジでの講義を経て思うこと
前回、最後のほうに少し書かせていただいたのですが、『エンジン01文化戦略会議』内の「動物愛護委員会」の皆さんとつづった「私の動物愛護リレーエッセイ集」が、その名も『飼いとげよう。』というタイトルで一冊にまとまりました。
豪華メンバーが集結した一冊に
なんと! 『飼いとげよう。』のカバーはエンジン01文化戦略会議会員でもある漫画家・東村アキコさんが無償で描いてくださり、編集は、元「マガジンハウス」のカリスマ編集者で、現在はクリエイティブディレクター&ファッションエディターの堀木恵子さんが無償で担当してくださいました。
エッセイは、林真理子さん、安藤優子さん、堀紘一さん、神野美伽さん、和田裕美さん、金恵京さん、倍賞千恵子さん、田中英成さん、鎧塚俊彦さん、東海林良さん、鈴木久泰さん、小六禮次郎さん、勝間和代さん、熊本マリさん、今野由梨さん、ロッド(ロドリグ)マイヨールさん、伊沢元彦さん、湯川れい子さん(※掲載順)という、そうそうたるメンバー。東海林さんと鈴木さんの間に、私も入っています。
岐阜大学で行われたオープンカレッジへ
10月28日~30日、岐阜大学で行われた「エンジン01 in 岐阜」というオープンカレッジでも、動物愛護委員会はこのエッセイ集を持って、講義を1コマ行ってきました。
参加者は、湯川さん、堀さん、田中さん、倍賞さん、私。コロナの影響で、岐阜のオープンカレッジは一昨年も昨年も開催されず、“3度目の正直”で、やっと開催することができたのです。
これまでも、オープンカレッジで動物愛護の講義をする際には、地元の愛護団体の方をゲストにお迎えしています。今回は、『ネコリパブリック』代表取締役の河瀬麻花さんにおいでいただきました。
ネコリパブリックさんは、地域の保護猫団体と協力し、保護された猫の里親探しを行いながら、猫とおしゃれで素敵なライフスタイルを提案し、ビジネスとしても“自走”できることを目指す新しいスタイルの「自走型保護猫カフェ」としてスタートしました。
前回、「川島なお美動物愛護賞」について書かせていただいたときにも、大賞にあたる「川島なお美賞」を受賞した『さかがみ家』の坂上忍さんが、この自走について強く訴えていらっしゃったことに触れました。愛護団体を継続させていくために、もっとも大切と思われるのが自走ではないでしょうか。
ネコリパブリックさんは、イベントの参加や、雑貨やペット用品のお買い物、食堂で食事するなど、楽しみながら猫の保護活動をサポートする仕組みを作り、理念を共有する多くの企業と連携し、さらに“猫助け”の輪を広げていくというお考えです。
本当に多くの場所でこのことを話していらっしゃるのだなぁと感じたのは、河瀬さんがモニターに映し出される内容をほとんどご覧になることなく、立て板に水の如く、スラスラと説明をされていたからでした。しかも、ずっと笑顔。まさに“楽しみながら猫助け”をしていらっしゃるのだなぁと感動しました。
微力だけれど無力ではない、活動への決意
「川島なお美動物愛護賞」の授賞式でも、各地で行われるオープンカレッジでも、こうして懸命に活動していらっしゃる動物愛護団体の方たちとお目にかかれて、お話をうかがうことができることは、本当に有意義なひととき。背筋が伸びるというだけでなく、我々にできることは何だろうかと考えるチャンスもちょうだいしています。
私は動物愛護委員会において、主に「川島なお美動物愛護賞」や「オープンカレッジ」を開催の際のマスコミ対応とPR活動を担っています。そうした団体の皆さんの活動を少しでもメディアに取り上げてもらえるような橋渡しをしていくことが、いつも書いている“微力だけど無力ではない”の一つであるように思っています。
「この世の全ての猫に、安心して眠れる場所と、お腹いっぱいの幸せを与えたい」とは、ネコパブリックさんが掲げるミッション。その“猫”の部分を私は“犬”に置き換えて、今後も活動していきます!
(次回は12月13日公開予定です)
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