動物たちの未来のために(getty images)
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オンライン参加可! 10月3日、シンポジウム「動物虐待事件の実効的対応を考える」

 兵庫県弁護士会が主催する市民シンポジウム「動物虐待事件の実効的対応を考える」が、10月3日(月)13:00~15:30に兵庫県弁護士会会館(兵庫県神戸市)で開催されます。公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」理事長の杉本彩氏を講師に迎え、動物虐待に関する講義やパネルディスカッションが行われます。

動物虐待を減らすための新しい取り組み

 シンポジウムでは、sippoで連載している細川敦史弁護士が中心となって、今年10月に発足する全国初の動物虐待対応の専門家組織、NPO法人「どうぶつ弁護団」の紹介もされます。

「動物虐待事件の特殊性として、事件が発覚しづらく、捜査が困難な点があげられます。虐待事件を発見した一般市民が警察に通報しても、うまく説明できないため警察に動いてもらえず、かといって、弁護士などの専門家に依頼することも費用面などの問題があり、現実的ではなかったと思います」と細川弁護士は述べています。

 そこにメスを入れる形で生まれたのが、どうぶつ弁護団です。

オンライン参加も可能なので、全国どこからでもアクセスできる

 弁護士と獣医師から成る「どうぶつ弁護団」では、近隣住民や親族など、動物虐待に気づいた人に向けた「情報提供窓口」を設置。寄せられた情報に対して、法律的観点から捜査機関などに捜査のきっかけを与え、適切に捜査・処分がなされていくよう求めていきます。法律にのっとった心強い組織であると同時に、一方で、市民も一緒になって取り組む活動でもあります。シンポジウムの目的は、具体的な事案が発生した際の実効的な対応フローの協議にあるため、一般の方の参加も期待されます。

会場参加は事前申し込み、オンライン参加も可能

 参加は、会場参加(先着80名)と、オンライン参加から選ぶことができます。県内の方はもちろん、全国から参加が可能。会場参加は先着順で、事前申し込みが必要です。

sippo
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