手作りカレーと「にくきゅうカヌレ」が人気の保護猫カフェ 5年で158匹の猫を譲渡
オーナーの曽野宏信さんが、「SAVE CAT CAFE」をオープンしたきっかけは、猫の殺処分の動画を見たこと。
「世の中にこんなに理不尽な扱いを受けている命があることに衝撃を受け、里親会のボランティアや保護活動を始めました。続けるうちに、里親探しが一番のボトルネックだと気づき、1匹でも多くの猫が幸せに暮らすために保護猫カフェを開きました」。
フリースペースの猫カフェとは異なり、お客さん同士が適度な距離を保てるレイアウトと、独立した飲食スペースもあり、のんびり気兼ねなく猫とくつろげる。
また初回来店時には、猫とのふれあい方やあいさつの仕方を説明する、各テーブルに猫との遊び方の説明書を置く、猫のストレス軽減のため抱っこは遠慮してもらうなど、猫ファーストなサービスを実施。さらに「おいしいカフェ」としての魅力も高く、メニューは全てオーナーの手作りで、おすすめはスパイスから作る「カレー」と猫の肉球を形どった「にくきゅうカヌレ」。
清潔感あふれる店内には、猫とふれあう目的の人だけでなく、ランチやティータイムの「おいしさ」目当ての人も多く訪れる。
「里親を希望される方には、脱走対策や室内飼育の大切さをご理解いただけるか確認したり、ライフスタイルや思い描く猫との暮らしをお伺いし、相談に乗らせていただいたりしています。今年で開店5年になりますが、これまで158匹の猫に里親さんが見つかり、カフェを卒業しました。これからは、猫と暮らしたくなったら保護猫を迎えることが文化となり、全ての猫が幸せに暮らせる世の中になってほしいです」
(取材・西宮三代 写真提供・SAVECATCAFE)
- SAVE CAT CAFÉ
- 住所:大阪府大阪市北区天神橋5-7-8 山田ビル2F
TEL:06-7165-6504
営業時間:12:00~20:00(19:00L.O)
定休日:不定休
※利用の際は靴下が必須です
公式サイト:https://www.savecatcafe.net
Twitter:@savecatcafe
Instagram:savecatcafe
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