肉製品、持ち込まないで! 検疫探知犬、空港でキャンペーン
アフリカ豚(とん)コレラの国内への侵入を防ごうと、海外旅行客らに注意を呼びかけるキャンペーンが25日、高松空港(香川県)であった。農林水産省の検疫探知犬が、客の荷物のにおいをかいで回り、ハムやソーセージといった持ち込み禁止の肉製品などがないか調べた。
この日は、関西空港などで普段は活躍しているビーグルの検疫探知犬アルバート号(7歳、オス)が出動。手荷物のにおいをかぎ、疑いのあるものがあると、立ち上がったり顔を振ったりし、実際に豚肉の加工品が見つかった。
アフリカ豚コレラは昨年から今年にかけて、アジア各国で発生し、国内では検査が強化されている。企画した農水省動物検疫所の四国出張所によると、高松空港では昨年、420件(約289キロ)の肉製品などの禁止品が見つかった。禁止と知らずに持ち込む人が多いという。
(石川友恵)
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