愛犬といっしょに「ワンドウカイ」 40チームが草の上ダッシュ

アジリティーの講習を受ける参加者と愛犬
アジリティーの講習を受ける参加者と愛犬

 愛犬と飼い主による運動会「wandoukai」が19日、徳島市応神町の吉野川河川敷であった。犬の肥満と飼い主の生活習慣病を予防するのが目的。徳島市の企画販売会社「アスペック」が6月で20周年を迎えるのを記念して開催した。飼い主と愛犬の約40チームが参加し、ともに草の上を走り回った。

 アスペック社長の石井清さん(54)は、運動不足などで高血圧症や糖尿病を患っていたが、2011年に動物福祉団体から保護犬だったバロン(雑種、オス)を引き取り、日々の散歩で一緒に走ったり、投げた円盤を犬がキャッチする競技の大会に参加したりしているうちに、症状が改善したという。

 大会参加のきっかけは、17年3月に岡山市であった愛犬と飼い主の運動会に参加したことから。徳島でも「愛犬と飼い主の運動不足解消のきっかけに」と開催に至った。

愛犬と力走する参加者
愛犬と力走する参加者

 この日の競技は、いす取りゲームや犬の徒競走、愛犬と一緒に走るゲームなど5種目。犬の障害物競走「アジリティー」や投げたおもちゃなどをくわえて戻らせる「レトリーブ」の講習会もあった。

 競技が終わっても元気に走り続ける犬や、別のものに気を取られて飼い主の指示通りに動かない犬もおり、会場は笑顔に包まれた。各競技の1~3位には、ドッグフードなどの賞品が贈られた。

 シバ犬のもも(4)、りん(1)と参加した徳島市の西尾剛さん(44)と真理奈さん(37)夫婦は「他の方とも仲良くなれて、とても楽しい。今後も機会があれば参加したい。犬は元気だったけれど、飼い主の方が足を引っ張ってしまった」と笑っていた。

(佐藤祐生)

朝日新聞
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