足跡・におい、逃さない 千葉で嘱託警察犬の審査会
様々な現場で活躍する「嘱託警察犬」を選ぶ審査会が8日、千葉市緑区の昭和の森公園であった。民間で飼育・訓練されたシェパードやゴールデンレトリバーなど58頭と訓練士32人が参加した。
県警は引退犬2頭を含む8頭を飼育しているが、現場が遠方だったり、事案が重なったりして出動できない時に民間の嘱託犬(今年度43頭)に出動を要請する。警察犬の今年の出動は1~8月の間に487回で、このうち46回は嘱託犬だった。曽根明文・刑事部長は「高齢化でお年寄りの行方不明が増え、出動の機会は今後増えていきます」と話す。
この日の審査は、わずかな臭いを頼りに人の足取りをたどる「足跡追及」と、わずかな臭いを付けた布を当てる「臭気選別」の2種目。次々に当てる犬もいれば、他の犬に気を取られて失敗する犬もいた。結果は来年3月に発表される。
2歳のシェパードと初めて参加した松戸市の訓練士、杉山透さん(35)は「私の緊張が伝わってしまったが、練習通りちゃんと臭いを追えていた」と犬をなでてねぎらった。
(寺沢知海)
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