犬や猫の殺処分、全国で初めて5万匹を下回る 2017年度

 全国の保健所などで2017年度に殺処分された犬と猫の数は4万3227匹で、初めて5万件を下回った。環境省が1日、発表した。殺処分数は減少傾向が続いている。10年前の2007年度は17年度の7倍近い約29万9千匹、20年前の97年度は15倍超の約66万1千匹だった。同省の担当者は、「野良の数が減るなどして引き取り数が減っているほか、自治体や動物愛護団体が譲渡などに取り組んできた結果ではないか」と見ている。

 17年度に自治体に引き取られた10万631匹のうち、飼い主に返されたり、新たな飼い主に引き取られた犬や猫は5万6814匹で、返還・譲渡率は56.5%と過去最高だった。97年には4%、07年には10.7%にとどまっていた返還・譲渡率は、ここ10年ほどで大きく伸びている。

 引き取りの内訳をみると、飼い主からは犬が4115匹(うち離乳していない子犬は340匹)、猫が1万1146匹(同3658匹)。野良猫など所有者が不明だったのは、犬3万4379匹(同6218匹)、猫5万991匹(同3万7237匹)だった。 

 殺処分の内訳を見ると、犬は8362匹で、うち離乳していない子犬が1665匹、猫は3万4865匹で、うち離乳していない子猫が2万1613匹だった。

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