ドッグレース場の犬530頭、置き去り 閉鎖後、引き取り手なく

マカオのドッグレース場の犬舎に放置された犬=マカオ愛護動物協会提供
マカオのドッグレース場の犬舎に放置された犬=マカオ愛護動物協会提供

 庶民のギャンブルとして親しまれてきたマカオのドッグレース場が、約530頭の犬を場内に放置したまま閉鎖したとして非難されている。マカオ政府は一時的に犬を保護すると共に、運営会社に引き取り先を見つけるよう指示しているが、メドは立っていない。

 レース場を所有するマカオ政府は2年前、契約期限が切れて閉鎖される今月20日までに飼い主を確保するよう運営会社に指示した。一部は引き取り先が見つかったものの、飼い主探しはうまくいかず、運営会社は閉鎖直前、「犬の管理責任は政府にある」などと主張しだした。マカオ政府は「責任転嫁は許されない」とし、1頭あたり最大10万パタカ(約140万円)の罰金を科す可能性を示している。

 レース場に残されているのは、グレーハウンドと呼ばれるレース犬。マカオ政府に手配された獣医師や動物保護団体の関係者が当面、飼育にあたる予定。ただマカオの外に持ち出すには、検疫手続きが必要なほか、家庭での飼育も容易ではなく、引き取り先を見つけるのは難航しそうだ。

 運営会社は「マカオのカジノ王」と呼ばれる大富豪のスタンレー・ホー氏がトップを務め、実質的には4番目の妻の梁安キ氏(立法会議員)が経営を担っている。ホー氏はマカオの政財界に強い影響力があったとされるが、96歳と高齢で近年は表舞台から遠ざかっている。(広州=益満雄一郎)

朝日新聞
朝日新聞に掲載されたオススメのペット記事を紹介しています。

sippoのおすすめ企画

sippoの投稿企画リニューアル! あなたとペットのストーリー教えてください

「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!

Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。


動物病院検索

全国に約9300ある動物病院の基礎データに加え、sippoの独自調査で回答があった約1400病院の診療実績、料金など詳細なデータを無料で検索・閲覧できます。