プロ・アマの傑作ネコ写真、一挙200点 東京カメラ部が写真集

 会員数370万人、大人気の写真投稿サイト「東京カメラ部」。その中で、ネコの写真に特化した“分室”「NEKOくらぶ」が、廣済堂出版と共同企画として『NEKOくらぶ写真集』を発売した。応募総数2千数百点から200点あまりを厳選した見応えのある写真集だ。作り手の思いを取材した。

(末尾に写真特集があります)

「東京カメラ部」は、2012年に誕生。毎日の投稿数は1万件を超え、閲覧数はのべ8億人以上という日本最大規模の審査制の写真投稿サイトだ。「NEKOくらぶ」は東京カメラ部の設立1か月後に出来た最初の分室。今回、その「NEKOくらぶ」が満を持して愛蔵版写真集を制作した。

 全128ページに、200点(匹)以上の猫が登場する。セーターから顔を出したり、背中越しに振り向いたり、壁からこちらの様子をうかがったり……めくるたびに“ひょっこり”現れるいろいろなネコの姿に惹きつけられ、次々とページをめくりたくなる。

Berry-A / 廣済堂出版
Berry-A / 廣済堂出版

応募写真が殺到

 写真の選者の1人でもある廣済堂出版の武田賴政さんは「ネコ人気」に驚いたという。

「昨年、分室『NEKOくらぶ』サイトで企画を公表し、フォロワーの方から寄せられる写真から秀逸な作品を厳選することにしました。ところが1~2か月の間に予想外の数の作品(2000点以上)が集まり、途方にくれてしまいました! そこで、弊社の3名に加え、神保町にゃんこ堂のアネカワユウコさんに審査員として加わって頂くことにしたのです」

 撮影者はアマチュアから、プロ、セミプロまで。機材も一眼レフもからスマホまで、まちまちだったという。しかし、良い写真は、“プロアマ”や“機材”を越えていたようだ。

「『これはいいね』とみんなの意見が一致する良い写真の中には、まったくの素人の方がご家庭でネコの“素の”姿を撮影されたものも多くありました。ネコ好きという点では、いずれのフォロワーさんも甲乙つけがたいと思いました。選別の作業中、それぞれがご家庭でどのようにネコとの生活を営んでおられるか垣間見えて、ほのぼのして気持ちにもなりました」

三輪忠史 / 廣済堂出版
三輪忠史 / 廣済堂出版

最高の被写体

 分室開設から6年。撮る側の意識や行動も変わったのだろうか?「NEKO部」代表・塚崎秀雄さんに聞いてみた。

「撮影・現像コストの低下、カメラの性能向上、写真を見る機会の増加の影響からか、自分の飼いネコ以外、動いているネコ、暗闇でのネコ、さらには凝った構図でのネコの写真を撮影される方が増えてきたと感じています」

市川淳一/ 廣済堂出版
市川淳一/ 廣済堂出版

 被写体としてのネコの面白さはどんなところ?

「“停止している時の愛らしさ”と“素早い動きの美しさ”の両方を、単体として兼ね備えています。その上、さまざまな場所、時間帯で発見、撮影できることから、被写体の背景となる風景も豊富であるという楽しさがあり、初心者から上級者まで、気軽に、かつ、じっくり取り組める最高の被写体のひとつであると思いますね」

NEKOくらぶ写真集 / 廣済堂出版
NEKOくらぶ写真集 / 廣済堂出版

 この本を、どんな人に、どんな風に楽しんでほしいですか?

「ネコ好きによるネコ好きのための写真集です。“心の栄養剤”として、疲れたとき、モヤモヤしているとき、ネコ成分が足りないときなど、気軽にいつでもどこでも見ていただいて、心に温かさと優しさを補充してください!」

 作品の妨げにならないよう、ノンブルは内側にごく小さく記される気遣いよう。巻末には「NEKOくらぶ」ファン&フォロワーからのコメントが吹き出し風に付けられたコーナーもある。まさに愛蔵版の一冊だ。

(藤村かおり) 

『NEKOくらぶ写真集』

1620円(税込)/ 著者:東京カメラ部/ 発行:廣済堂出版 / A4変形オールカラー・128ページ

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