そっくり!「はちわれ兄弟」が大人気 秋田犬と猫の2匹

猫の雷蔵を抱く笠光生さん。右が秋田犬の風雲丸=岡山県津山市南方中、本間ほのみ撮影
猫の雷蔵を抱く笠光生さん。右が秋田犬の風雲丸=岡山県津山市南方中、本間ほのみ撮影

 岡山県津山市にそっくりな犬と猫の仲良しコンビがいる。人呼んで「はちわれ兄弟」。2匹とも黒毛で、みけんから口元に「八」の字に広がる白いラインがある。昨年、ツイッターで話題になり、写真集も発売されるなど人気沸騰中だ。

 2匹は秋田犬の「風雲丸」(オス、7歳)と、猫の「雷蔵」(オス、推定11カ月)。もちろん血のつながりはなく、体の大きさも全く違うが、飼い主の笠光生さん(52)が「いつも一緒に寝ている」と話すほどの仲良しだ。

 2匹の出会いは突然だった。笠さんが元々飼っていたのは風雲丸。雷蔵は迷い猫だった。
 昨年6月中旬、笠さんが庭にいると、猫の鳴き声が聞こえた。辺りを見回しても姿は見えない。数日後、また鳴き声が聞こえた。庭の隅にあった机の下に風雲丸と同じ模様の子猫がいた。驚きつつ、笠さんは犬のエサをあげると、子猫はカリカリと食べた。

 2日後、風雲丸が玄関先にいると、また子猫が現れた。ピンと首を伸ばし、風雲丸を見上げた。風雲丸もかがみ込み、子猫を鼻でつついた。子猫は時折腰を引きながらも逃げる様子はなかった。翌日、笠さんが子猫を家の中に入れると、風雲丸が子猫の背中をなめた。子猫に怖がる様子はなく、笠さんは「飼おう」と決意。「雷蔵」と名付けた。

 昨年6月25日、笠さんは「弟分ができました。突然現れた迷い猫です」と2匹が寄り添った写真をツイッターに載せた。瞬く間に「いいね」が増え、現在まで約17万件の「いいね」がついた。当初、170人だったフォロワーは現在、1万6千人に増えた。

風雲丸(左)と雷蔵=笠光生さん提供
風雲丸(左)と雷蔵=笠光生さん提供

 人気ぶりが出版社の目にとまり、昨年10月には写真集が発売された。テレビ番組にも多数出演した。笠さんは毎日、ツイッターに2匹のツーショット写真を掲載している。

 「兄弟」と呼ばれるものの、実際の様子は親子のようだ。雷蔵が足にじゃれつくと、風雲丸が子どもをたしなめるように優しくほえる。夜には風雲丸に雷蔵がぴたりとくっついて寝る。

 笠さんはこう話す。「風雲丸と雷蔵の仲の良い姿を見られてほんまに幸せ。2匹がくれる癒やしをいろんな人に伝えたい」

(本間ほのみ)

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