人それぞれ猫との“距離感” 私は“猫様”を見るだけで幸せ…

邪悪な顔で相棒猫・モモ(左)の毛づくろいをするあんず
邪悪な顔で相棒猫・モモ(左)の毛づくろいをするあんず

 我が家は来客がほとんどない家、と毎度言っていますが、猫と暮らし始めてからは微増したように思います。

「猫に会いたい」というお客様ばかりなのですが、猫との接し方はそれぞれです。

 本人たちに聞いたわけではありませんが、私の印象としては、“猫と触れ合いたい”はもちろん、単に“猫という生物を間近で見たい”、“猫と暮らすと、どんな部屋になるのか関心がある”などが動機だと思います。

 キジトラ猫のモモの場合は、チャイム音と共に隠れてしまうので、誰が来ても同じ反応ですが、警戒心がありつつ、人が好きなサビ猫あんずは、来る人によって多少反応が変わるので、見ていて面白いです。

 猫を飼ったことがある人の場合、猫との距離感が分かっているので、あんずとは好きなように接してもらうことができます。

 猫に慣れている人は、最初は遠くにいるあんずを呼んで、かまいすぎることなく、距離をとっていると、あんずの方からゆっくり近づいていきます。すると持ち物や服のにおいをかぎ始めるので、そのまま手のにおいをかがせたりしているうちに、あんずは気を許し始めます。

“ナデナデからのお腹見せ”までにかかる時間は、“どれだけ猫に慣れているか”で決まる気がしています。ペットシッターさんや、猫好きで猫を飼っている人は瞬殺です。

惰眠を貪る2匹
惰眠を貪る2匹

「猫好きってほどでもないけど、猫を見たい」という人の場合は、人懐こいあんずでも、すぐに距離が縮まるのは難しいですが(前回https://sippo.asahi.com/article/11448317 参照)私も、かつてはこの部類でした。

 そして現在は、猫と暮らし始めて67年が経過。だからといって、よその猫とも仲良くできる自信はありません。

 当然、以前よりは猫との距離の取り方がわかってきましたが、私の場合は猫のモフモフ感など以上に、猫の仕草や動き、寝姿なんかが好きなので、「見る」行為ができれば、それで満足するのは今も変わりません。

 猫様は振り向いてくれなくたっていいんです。猫カフェなんかに行っても、遊ばずに見ているだけで幸せです。

 そもそも猫アレルギーなので、多くの猫と接してアレルギーが出るくらいなら、自分の家の猫と接していたいという気持ちもあります。

人好きだけど、警戒心もあるあんず
人好きだけど、警戒心もあるあんず

 猫アレルギーといえば、我が家に来る人の中で、「猫を飼っている人の家で身体がかゆくなったことがあるから、くしゃみが出たから、猫アレルギーかも」という人が来る場合もあります。

 もちろん、無理しないでと伝えますが、一様に「猫アレルギーだとしても軽いし、大丈夫だと思う」とのことで、我が家に迎えることになります。

 猫アレルギー持ちとしては、「お客様にまでアレルギーを発症させてはならん!」と、入念に掃除機をかけて、部屋の換気、空気清浄機のお手入れを行って、お客様を迎える準備をします。

 マスク着用も勧めていますが、ノーマスクの無防備な姿で来ても、一切アレルギー症状が出ないままという方ばかりでした。

 ちなみに以前、一人の友人が言っていたのは、身体のかゆみが出たお宅では、猫がいた上、ぬいぐるみが所狭しと置かれていたとのこと。アレルギー反応は、猫以上に、ぬいぐるみ(に含まれた色々な物質)の影響が大きかったのでは…という結論に落ち着きました。

 アレルギーとの付き合い方、様々な人の猫との接し方、猫と暮らしていくにつれて色々なことを学ぶことができます。

(ヤスダユキ)

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この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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