まるでお餅! ぐでぐでの脱力猫、背中には「愛の印」も
見事なまでの“ぐで寝”っぷりが、インスタグラムで人気のアイドル猫「ライくん」と妹猫の「いとさん」の写真集『ぐでねこライくん』(エムディエヌコーポレーション)が発売された。
(末尾に写真特集があります)
2匹は2013年9月生まれのスコティッシュフォールドの兄妹。フワフワもちもちボディのライくんが、全身をだら~んと床に預け、無防備に脱力しきったその姿は、「一度見たら忘れられない」「癒される」「まるでお餅」と、ネットや雑誌、テレビなどでも度々取り上げられている。
同書は、インスタグラムで人気の写真はもちろん、新たな未公開写真も多数収録。ライくんいとさんが子猫の頃の貴重な写真や、兄弟猫との数年ぶりの再会シーンに加えて、普段はのんびりしているライくんが野生を取り戻した姿など、ここでしか見られない秘蔵カットも。
撮影したのは、インスタのフォロワーが約7万8千人(2018年2月現在)いる、飼い主のojarinn(おじゃりん)さん。和歌山県在住で、妻と子ども2人の4人家族、梅の農家を営んでいる。
インスタではあまり素性を明かさない謎多き(?)ojarinnさんに話を聞くと、写真を撮る際に気を付けているのは「可愛さよりも面白さ優先」だという。
インスタを始めたのは3年半前。元々は猫インスタにするつもりはなかったが、何となく愛猫の写真を投稿すると、「可愛い」というコメントが届き、嬉しくなっていつの間にか猫ばかり投稿するようになった。
「インスタは、猫好きの方々とつながる事ができるので、長く続けていられています」
生後5か月でやってきた2匹は、初日からずっと仲が良く、2匹が来てから家の中が楽しくなった。
ライくんのボディにある特徴的なハート模様は生まれつきなのか聞くと、たまたま模様がハートになっていた時があり、整えてみると、簡単にハート型になったという。自由自在(?)なハートのワンポイント模様は、フワフワのライくんならではだろう。
昨年はojarinnさんご夫妻に赤ちゃんが誕生し、今では2匹が “見守り隊”として赤ちゃんを優しく見守る姿が印象的だ。初対面の際、2匹はどんな様子だったのだろうか。
「得体の知れない存在に、ずーーっとソワソワしていました。普段は人見知りもなく、落ち着いているので、あんな様子は初めてでした」
最後に、完成した本を見た時の感想と、読者へのメッセージを聞いた。
「実際に本を見たときは、嬉しい、感動はもちろんですが、書籍化なんて非日常の出来事過ぎて、いまだに信じられないというか不思議な気持ちです。ライくんはちょっと変わった猫ですが、くつろぐ姿に癒されたり、クスッと笑っていただけたら嬉しいです。」
(安田有希子)
エムディエヌコーポレーション
ojarinn 著
本体1,200円+税
A5変型判/96ページ/オールカラー
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