犬猫の譲渡、年600匹をめざす新拠点 愛称を募集中
保護された犬や猫の譲渡や動物愛護のボランティア活動の拠点となる施設が、「県動物愛護管理センター」(徳島県神山町阿野)内に新設される。3月の運用開始に向け、同センターが愛称を募集している。締め切りは1月31日(必着)。
センターの中庭に建設中の施設は鉄筋コンクリート2階建て(延べ約270平方メートル)。犬と猫各50匹を飼育できるスペースに加え、譲り受け希望者と動物を引き合わせる「展示ふれあい室」や、動物の身だしなみを整える「トリミング室」、ボランティア活動室などがある。災害時には飼い主とはぐれたペットを保護する「シェルター」の役割も担う。事業費は1億1千万円。半額程度を国の補助でまかなうという。
同センターは、救える命は救おうと譲渡事業に力を入れており、2016年度には437匹が新たな飼い主に引き取られた。新施設の整備で、譲渡数を年間約600匹に増やすことを目指すという。センターの担当者は「覚えやすく、親しみやすい愛称をつけてほしい」と話している。
愛称の応募は専用の用紙で。用紙は同センターのホームページ(http://our.pref.tokushima.jp/aigo/)の「センターからのお知らせ」からダウンロードできる。最優秀賞(1点)に図書カード5千円分、優秀賞(2点)には同3千円分が贈られる。問い合わせは同センター(088・636・6122)へ。
(佐藤祐生)
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