老いた愛犬愛猫の介護方法を学ぶ 飼い主向け教室
老いた犬や猫の飼い方教室が、福岡県行橋市の県京築保健福祉環境事務所であり、16人の愛犬家、愛猫家が参加した。講師はいずれも県動物愛護推進員で、犬猫を介護した経験者や獣医師、家庭犬インストラクターの3人が幅広く助言した。
獣医療の進歩などで犬猫の寿命が延びた。その結果、人と同じように認知症や加齢に伴う問題行動に関する相談も増えており、開催された。1年前には老犬のみを対象に教室を開き、今回は老猫も加えた。
22歳の猫と18歳の犬など4匹をみとったという山添知江美さん(61)=みやこ町=が経験談を披露。寝たきり後の床ずれ対策や手作りの流動食のほか、紙おむつは安価な人間用を使ったことなどを紹介し、「(息を引き取った時は)お互いに頑張ったね、という感じになった」と振り返った。
山添さんは、犬に比べて猫は手がかからないが、高齢になると自分で爪とぎをしなくなり、伸びた爪が肉球に刺さるために爪切りが大事だと語った。
この後、市内で原田動物病院を開業する村山真知子院長(64)が「犬猫の老化は人間以上に早い」と話し、飼い犬や飼い猫が年を取ったら介護の覚悟が必要なことなどを伝えた。介護用品の紹介や猫の爪切りも実演した。
北九州市などで犬のしつけ方教室を開く家庭犬インストラクターの金川英樹さん(41)は、10歳の愛犬ボーダーコリーに紙おむつを付ける方法を示した。「無理にしようとすると嫌がるので1、2歳なら10年後にできるように少しずつしつけて」とアドバイスした。
(久恒勇造)
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