ふわふわ真っ白、うさぎ駅長「もっちぃ」はベテラン社員

ウサギの駅長「もっちぃ」。触ったり、抱いたりするのは禁止という
ウサギの駅長「もっちぃ」。触ったり、抱いたりするのは禁止という

 あくびをしたり、首をすくめたり。そんなしぐさで乗客を癒やしているのは、フラワー長井線の宮内駅長に7年前に就任した「もっちぃ」。もう山形鉄道の「ベテラン社員」だ。


 休日ともなれば、駅長を一目見ようと多くの客が訪れる。横浜市の倉井理恵さん(41)もその一人。もっちぃのツイッターでのつぶやきを毎日見るほどのファンという。「2、3年前に知って、いつか来たいと思っていた。走っている後ろ姿が本当に可愛い」。もっちぃを追いかけ、スマートフォンで撮影していた。

 

台の下に隠れた駅長「もっちぃ」を撮影するファン。ぬいぐるみやバッチなどもっちぃグッズも販売されている
台の下に隠れた駅長「もっちぃ」を撮影するファン。ぬいぐるみやバッチなどもっちぃグッズも販売されている

 もっちぃが駅長になったのは、当時の新入社員が「動物園のような駅をつくりたい」と提案したのがきっかけだった。


 大きな動物は無理でも、ウサギなら飼えるかもしれないなと社内で検討していたころ、置賜農業高校(川西町)で5匹のウサギが誕生。駅の近くにある熊野大社の本殿裏に彫られている3匹のウサギにちなみ、3匹を引き取った。


 お餅のようにふわふわで真っ白なウサギを「もっちぃ」、おでこに斑点のあった茶色のウサギを「てん」、ピーターラビットに似ていた茶色のウサギを「ぴーたー」と命名。元気で人懐っこい性格のもっちぃが駅長に、ほかの2匹は駅員に「採用」された。


 そんなもっちぃも、人間でいうと「おばあちゃん」にあたる年齢。昔のように「駅長室」を駆け回ることは少なくなった。それでも、駅員の飯沢優花里さん(23)は「宮内駅に来るのは、もっちぃに会いに来たという方がほとんど。たくさんの人に可愛がられて、立派な駅長です」。

朝日新聞
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