猫にとっての重大ニュースといえば… ついに、こたつ登場
我が家の猫らが、1年で最も心落ち着く季節がやってきました。
(末尾に写真特集があります)
というのも、先日“こたつ”を出したからです。
猫にとっての「年間重大ニュース」があるとしたら、“歓喜!こたつ登場”と、“悲報、こたつ撤去”が、きっと上位にランクインするでしょう。
10月というのにあまりに寒い日が続き、猫だけでなく私もこたつが恋しくなったので、こたつ布団を出すことにしました。
ちなみに、我が家はこたつを1年中テーブルとして使っているので、こたつ布団さえかければ、たちまち温かいこたつの出来上がりなのです。
布団を出すと、ほんの少し目を離したすきに、キジトラ猫のモモが、床にまるまった状態の布団に潜り込んでしまいました。布団の折り目に身体をすっぽり入りこませて、お尻としっぽだけが出ています。
「モモちゃん、まだ入っちゃだめだよ! かわいいけど~」
モモがどれだけ、こたつを待ち望んでいたかが分かります。モモは、かなりのビビり猫のせいか、こたつの中で過ごすと安心するようで、毎年こたつ依存症になるのです。
こたつの天板を外し、モモを布団から追い出して、布団をセット。天板を戻して、こたつが完成するやいなや、サッサーと逃げ込むように入るモモ。満足そうにこたつの中でまるまっています。
これで、余程寒くない日以外は、こたつの電源をつけなくても、猫の体温でこたつが温かくなる“ねこたつ”で、人間も温かく過ごすことができます。
私も足を入れて、ねこたつで温まっていると、サビ猫あんずがニャーニャー鳴き始めました。
その日は、まだ遊んでいなかったので、遊びの催促でした。あんずにとっては、出したばかりのこたつより、一日の日課の遊びが重要なようです。
いつもは、あんずを遊ばせていると、モモも参加するのに、その日はこたつから出てきません。
どちらかというと、モモのほうが、運動が必要な体型をしているため、こたつ布団をめくり、遊んでいる様子を見せました。
「モモちゃん! ほら、遊んでいるよ、楽しいよ~」
モモは、布団がめくれたこたつの中から、じっと遊びを見てはいるものの、動かざること山の如し状態です。
一方、あんずはドタバタと走り回り、存分に遊びを楽しんでいます。結局、その日はあんずだけが遊び、完全燃焼したあとは、こたつに入るどころか、床にお腹をつけてクールダウンしていました。
その後、あんずは少しだけこたつに入ったものの、すぐに出てきてしまいました。あんずも、こたつが大好きなはずなのですが、まだ少し暑かったようです。
でも夜が更けると、2匹でこたつの中で眠るようになりました。まだ10月ですが、人間より一足先に冬支度に入ったようです。猫の方が、毛皮があって暖かそうなんですけどね。
(ヤスダユキ)
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