病気とたたかう子を癒やす ファシリティードッグがやってきた!

ファシリティードッグに着任したアニー(右の犬)と初代のベイリー=横浜市南区の県立こども医療センター
ファシリティードッグに着任したアニー(右の犬)と初代のベイリー=横浜市南区の県立こども医療センター

 小児がんなどの重い病気で入院する子どもや家族を癒やし、実際の治療やリハビリの手助けにも活躍する「ファシリティードッグ」として、神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)に13日、「アニー」が着任した。先代の「ベイリー」と同様に、センターの「職員」として活躍が期待されている。


 アニーはベイリーと同じオーストラリア生まれのゴールデンレトリバー種。1歳7カ月のメスで、体重は約25キロ。ハワイでの訓練を経て8月に同センターへ移り、トレーニングを続けてきた。

 

県立こども医療センターに着任したアニー。センターの山下純正総長(右)から職員証が付与された=横浜市南区
県立こども医療センターに着任したアニー。センターの山下純正総長(右)から職員証が付与された=横浜市南区

 同センターによると、ファシリティードッグは国内で静岡県立こども病院と同センターにしかおらず、メスはアニーが国内初。小児がんや重い病気と闘う子どもたちを支援するNPO法人「シャイン・オン・キッズ」(東京都中央区)が無償で派遣する。


 平日に毎日「出勤」して病棟を回るほか、子どもがいやがる痛い注射や手術室への付き添い、リハビリの歩行訓練での手助けなども行う。


 2012年7月に着任したベイリーも現役職員だが、12月で10歳を迎える。一般的な引退時期が近づいているとして今後は活動量を減らし、徐々にアニーへ業務を引き継ぐ。当面は2匹で務めるが、世話役のハンドラーは1人のため、「シャイン・オン・キッズ」は2匹の散歩やシャンプー対応などが出来る人を募集して「サポートチーム」を編成する方針。


 同センターには、300人を超える子どもたちが入院している。ベイリーは昨年度、延べ3123人の子どもたちに対応した。


 引き続き、2匹のハンドラーを務める森田優子さん(36)は「アニーも子ども好きで、優しい性格。すぐに優秀なファシリティードッグになれると思う」と話している。


(岩堀滋)

 

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