「災害救助犬」、岐阜警察と民間団体が派遣協定結ぶ
岐阜県警は、災害時に人が入れないがれきの中などから迅速に救助の必要な人を見つけ出すため、災害救助犬を飼育する民間団体「中部災害救助犬」(輪之内町)の協力を得る協定を結んだ。県警が災害救助犬の派遣について協定を結ぶのは、中部6県では愛知に次いで2例目。
県警は東日本大震災などの教訓から、救助部隊の見直しを進めてきた。災害時には、生存率が急激に下がるといわれる72時間以内の迅速な救助活動が重要になるが、県警に災害救助犬はいなかったため、今回の締結に至った。
「中部災害救助犬」は、ゴールデンレトリバーとシェパードの計6頭の災害救助犬を飼育。災害現場では、代表の近藤正美さん(62)を含む3人の訓練士とともに捜索活動にあたることができる。
「防災の日」の1日に協定を結んだ山本有一県警本部長は「南海トラフ地震など、大規模な災害がいつ起きてもおかしくない。災害時に救助の必要な人の居場所を一刻も早く突き止めるため、支援をお願いしたい」と話した。
(松浦祥子)
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