警察犬「エル」、10分で行方不明者を発見 初のお手柄で表彰
行方不明になったお年寄りを素早く見つけたとして、警察犬の「エルフオブハウスベッケン号」が30日、兵庫県警淡路署の久保山透署長から表彰された。竹やぶに迷い込んだ男性を捜索開始から約10分で無事発見。5月に現場へ出動を始めて以来、初手柄だったという。
1歳7カ月のオスのシェパード。担当する県警鑑識課の横野雅彦警部補(50)によると、賢くて人懐っこい性格で、山や草原を駆けるのが大好き。横野さんは「エル」の愛称で呼んでいる。
署によると、今月10日に淡路市内の90代の男性が行方不明になり、県警や消防団などが捜索したが発見できなかった。翌11日にエルが横野警部補とともに現場に到着。男性の毛布のにおいを手がかりに捜索した。
エルは男性宅周辺を元気に走り、竹やぶの中へ分け入った。横野警部補が追いかけると、エルは斜面の下に滑り落ちていた男性に寄り添い、しっぽを振っていたという。男性は軽い脱水症状だったが、命に別条はなかった。
横野警部補は「見過ごしやすい場所だったが、訓練通りに一生懸命やってくれた」とエルの初手柄を一緒に喜んだ。表彰式では「次も頼むで」とエルに優しく話しかけていた。
<関連記事>
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。