「譲渡活動広げていきたい」 藤野真紀子さんらギャラリートーク
愛犬家の料理研究家・藤野真紀子さんと、朝日新聞の太田匡彦記者によるペットに関するギャラリートークが20日、東京都新宿区の京王百貨店で開催中のsippo写真展「みんなイヌ、みんなネコ」で開かれた。藤野さんは殺処分前の保護犬を引き取った経験や、殺処分ゼロを目指すキャンペーン「TOKYO ZERO」の活動などを説明し、「譲渡活動を広げていきたい」と語った。
料理の専門家の藤野さんは、飼い犬が白血病になり余命宣告された際、エサを手作りした経験を披露。「免疫を上げるニンジンをスープにして飲ませたことで、抗がん剤の副作用が減り、結局4年延命しました」と話した。太田記者も飼い犬に手作りした経験があるといい、「獣医師に相談し、栄養バランスが欠けないように気をつけて手作りした方がいいですね」と語った。
藤野さんは、引き取った保護犬にひどいかみ癖があった時には「どうしたら愛せるか分からなくなり、いろいろな人に相談した」と明かし、「苦労して、最後には、かまれてもいいと感じるくらいまで信頼関係ができた。保護犬ならでは喜び」と説明した。さらに犬猫の殺処分問題について「東京は犬の殺処分がゼロになったが、ゼロになって終わりではなく、ゼロにする気持ちを持ち続けることが大事」と話した。
太田記者は、写真展を含む一連のイベント「わんにゃんEXPO」の中で開かれた保護猫の譲渡会について触れ、「今回、譲渡会が百貨店で行われたことの意味は大きい。多くの皆さんが訪れる場所で、自然に行われている。こういう場があるということを広めていただければ」と結んだ。
保護犬や保護猫に焦点を当てたsippo写真展「みんなイヌ、みんなネコ」は21日(午前10時~午後6時)まで。
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