猫に「狸寝入り」は効果なし? ワガママ二度鳴きに教育的指導

遊び大好きのあんず(中年)
遊び大好きのあんず(中年)

 前回、我が家のサビ猫・あんずの“ワガママ鳴き”が増え、ちょっと困っているという話を書きました。時間をかけて遊んでも、またすぐに「遊んで!」と鳴いて騒いだり、遊んでと大騒ぎするわりにすぐに遊びをやめたり、やたら鳴くようになったのです。


 あんずの要求通りにすべきか、ムダ鳴きをやめさせるようにしつけるべきか悩んだ挙句、「うちの子なら、分かってくれるはず」という想いのもと、試しに一度遊んでから二度目に鳴いても、無視することにしてみました。


 30分遊んだし、この後仕事もあるし、もう今日の遊びは閉店だ。そう決めたある日、遊んでから1時間も経たないうちに、耳元で「ニャアニャア」遊びの要求をするあんずと、PCに向かう私の根くらべが始まりました。


 あんずは鳴くだけでなく、足の上に乗ったり、手足を舐めてきたり、攻撃の手を休めません。すると気になって、仕事どころじゃなくなってきます。かといって、簡単に遊ぶのもワガママを助長させる気がする。


 鳴いたら何でも言うことを聞いてもらえると思ったら大間違いなんだからねっ。これは、意地悪じゃなくて教育です!手を止めて眠ったふりをしてみます。


 普段、私が具合悪そうにしていると大人しくしているあんずですが、変わらず鳴き続けています。狸寝入りは分かるのか。賢いヤツめ。


「ニャア!ニャア!!ニャァァ!!!」


 鳴く猫と、狸寝入りの飼い主、そして静観するもう一匹の猫。観客もいないこの空間で、何の小芝居が繰り広げられているのか……。


 バカらしくなって笑いがこみあげてきます。狸寝入りしているはずが、うっかり笑顔になったりして。


 その後は「もぉ~分かったよお!」と、再び遊ぶか、あんずが諦めてふて寝するか、どちらかになるのですが、勝敗は3:7で私の負けです。


 そんなことを数日繰り返し、あることに気が付きました。夫と遊べば、二度鳴きすることがないのです。というのも、あんずは夫と遊ぶと全力を出すので、力尽きて2度目を要求する体力が残っていないのです。


 夫は猫を遊ばせるのが得意で、あんずに全速力で走らせることができます。猫じゃらしを使って、せまい部屋を対角線上に走らせ、あんずの狩猟本能を最大限に引き出します。


 狩猟本能といっても、あんずは獲物を捕らえる能力が極端に低いので、獲物を追っかけてただ駆けずり回るだけなのですが。


 あんずがゼイゼイ言って、冷たい床にお腹を付けて休むと遊びは終了になります。その後のあんずは、甘えて“ふみふみ”しながら眠りについてしまいます。


 とても単純な話だった。私が遊ばせるのが下手、これにあんずは抗議しているわけだね……。


 その後、夫の遊ばせ方を見習って、全速力を引き出すように努めていたのですが……あんずは夫と遊んだ日でも鳴くことも出てきました。


 全力で遊ばせるだけじゃムダ鳴きがおさまらないとなると、あんずにとっては、2度目の遊び要求にも乗ってくれるかどうかとか、全てひっくるめて遊びになっているのかもしれません。


 遊びが大好きなあんずなので、ムダ鳴きせずに満足してもらえるよう遊びつつ、かといってワガママを助長させないよう、良いところを見つけて暮らしたいなと思っています。

sippo
sippo編集部が独自取材した記事など、オリジナルの記事です。
この特集について
猫アレルギーですけど
普通の家で飼われている猫「あんず」と「モモ」。飼い主の主婦が、2匹との生活や発見をユニークな視点で切り取る人気連載です。
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