犬や猫が心地よく過ごせますように…! センターにタオル送る

気持ち良い毛布やタオル、ココも大好き
気持ち良い毛布やタオル、ココも大好き

 あれはまだ寒いときのことだったと思います。珍しく、夜、眠れずにFacebookを見ていたところ、広島県動物愛護センターで、タオルや毛布が不足していて、犬たちが冷たい床の上で寒い思いをしている……という、恐らくボランティアの方からの投稿が目に入りました。


 暖房も満足ではないだろうし、ただでさえ鉄格子の中は寒いし辛いし悲しいだろうし不安でしょう。


 既に床に入っていたのですが、ムクッと起き上がり、家にあったバスタオルやハンドタオル、ピンが生前に使っていたマットなどをかき集め、次から次へと畳んで段ボールに詰め込みました。


 実は、ピンがリンパ腫の治療で赤坂動物病院に通っていたときは、家にあるタオルや毛布などは同病院に寄付していたのです。院内には確か「入院中や、お泊まり中の犬や猫がいつもフカフカのベッドで寝られるように……」と貼り紙があったように記憶しています。


 結果、ピンは、同病院で過ごした最後の日も、フカフカのタオルの上に居られたのです。


 宿直の先生が、「ピンちゃんは、夜中、そこでトイレもできて、湿った箇所が『イヤだ』と僕に教えてくれた」と後で聞いたときには、ピンの、いい意味でのプライドの高さを知ることができ、誇らしくなったものでした。


 あ~……、あの日のことを書き始めると、また涙が出て来てしまいます。


 最後、ピンが発作を起こしたとき、全身をずっとなでてはあげていたものの、まさか、その20分後に息をひきとるとは思っていなかった私は、看護師さんに「抱っこしてあげてもいいですか?」と聞けなかったのです


 そのことがいまも悔やまれて、毎朝、ピンの遺影に向かって「あのときは、ごめんね」と謝っている私。


 それでも、ピンがフカフカのタオルの上に寝ていたということだけが、わずかな慰めになっているのです。


 だから、広島県動物愛護センターに保護されているわんちゃんたちが、冷たい床の上で寝ていることを想像しただけで、「できるだけ、たくさん送ってあげなければ」と思ったのです。


 これまで同センターには、大きな段ボール4箱分のタオルや毛布、マットなどをお送りしています。


 その都度、印刷のはがきではありますが、センターからはお礼状が届きます。「お陰をもちまして、暑い夏、寒い冬の間も、犬や猫たちが快適に過ごすことができました」……。


 幸せをつかんでほしいと願うと同時に、「収容される犬や猫が少しでも少なくなっていくよう、取り組んでいきます」という職員の皆様の努力に頭が下がりました。

 

広島県動物愛護センターから届いたお礼状
広島県動物愛護センターから届いたお礼状

 動物愛護というと、ものすごくハードルが高いように聞こえるかもしれませんが、こうして家にあるタオルや毛布を送ることも小さな小さな動物愛護だと私は思っています。自分にできることを探して、続けていきます。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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