平均年齢70歳が演じる猫たち 殺処分をテーマに芝居上演

2012年「ねこら!」公演より
2012年「ねこら!」公演より

 結成11年目を迎えるシニアのアマチュア劇団「かんじゅく座」が5月11日~14日、東京都中野区の「ザ・ポケット」で、演劇「ねこら!2017」を公演する。高齢の役者たちが猫を演じる、いわば「高齢者版キャッツ」だ。


「ねこら!2017」は、タイトル通り猫にまつわる物語で、主役は隅田川河川敷に集う野良猫たちだ。飼い主による虐待や高齢化などで河川敷に逃れてきた猫たちが、不当な殺処分を恐れながら、身を寄せ合って暮らしている。だが意外な展開が……。


 かんじゅく座の劇団員の平均年齢は70歳で、最年長はなんと80歳。37人の演者がドラ組、ニャーゴ組、みゅう組(朗読)に分かれ、舞台で躍動するという。

 

演劇のヒントになった鯨家のポランと春
演劇のヒントになった鯨家のポランと春

 劇団の主宰者で、劇の企画・作・演出等を手がける鯨(くじら)エマさんに、話を聞いてみた。もちろん鯨さんは大の猫好きだ。


「この劇はいわば、高齢者版『キャッツ』。2012年に公演し好評を頂いた『ねこら!』の続編ですが、河川敷に住むノラ猫たちが、障害を持った子どもと仲良くなるなかで、猫の殺処分問題を考えます。ネタになったわが家の愛猫4匹も、保護猫。“理不尽に殺される動物たち”が早くいなくなることを願って書いた芝居ですので、一時間、ぜひ“目撃”してください」

 

鯨さんの愛猫「春」と長男
鯨さんの愛猫「春」と長男

――役者の方々の年齢が高いですが、稽古の様子は?


「みなさん、セリフ忘れもなんのその(笑)、毎日、稽古に励んでいますよ。歌あり、ダンスあり、涙も笑いもあり。猫メイクもばっちりです」


 劇では演者全員が猫耳をつけて、ヒゲをつけて、猫になりきる。人と動物の関係をあらためて考えるきっかけにもなりそうだ。


 中野のほか、5月28日に神奈川県青少年センター、6月2日に福岡県立ももち文化センターでも公演を予定している。


(藤村かおり)

 

「ねこら!2017」

会場:ザ・ポケット(中野区中野3-22-8)
日程:5月11日(木)14:00~/5月12日(金)14:00~/5月13日(土)13:00~(18:30分~は「動物と人間」がテーマの朗読劇)/5月14日(日)12:00~、16:00~
料金:前売り当日全席自由席 2200円(朗読劇は1100円)
チケット:「TEAM#BISCO」
電話予約:070-6562-4480(平日10~19:00)
メール予約:teambisco.ticket@gmail.com
問い合わせ:「NPO法人演劇ネットワーク」 090-8083-6888
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sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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