国内最大規模、警視庁の警察犬訓練所が東京都内に完成
日本最大の規模を誇る警視庁の警察犬訓練所が、東京都東大和市内に完成した。行方不明になったお年寄りの捜索など、多様化する出動に対応するための訓練設備を備える。
同庁によると、老朽化した警察犬第2訓練所(多摩市)を東大和市桜が丘3丁目の新庁舎に移転した。敷地面積は移転前の約5倍にあたる約9300平方メートルで、全国一という。
新施設には薬物や銃器を探し出す家宅捜索の訓練用に2階建ての模擬住居を設けた。最近は、認知症などで行方不明になった高齢者を捜索するために警察犬が出動するケースが増えており、屋外に高さ約5メートルの丘を造成。丘のふもとに埋め込んだ土管に人が隠れることで、高齢者やがれきなどに埋もれた被災者を探し出す訓練ができるようにした。
沖田芳樹・警視総監は15日にあった開所式で、「時代の変化に対応する施設を最大限有効活用した訓練を行い、活力ある強い警視庁の実現を目指してほしい」と話した。
(遠藤雄司)
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