熊本地震の被災犬、引き受け新たな飼い主募集 新潟県

被災犬「そら」=熊本県提供
被災犬「そら」=熊本県提供

 熊本地震で飼い主がいなくなった被災犬を救おうと、新潟県が3頭を受け入れ、新しい飼い主の募集を始める。被災犬たちは、8日に熊本から新潟へ空路でやって来た後、12日ごろから県動物愛護センター(長岡市関原町1丁目)で一般公開され、新しい飼い主との「お見合い」を始める予定だ。

 熊本県では4月の地震発生以降、1900頭を超える犬猫を保護。近隣県や動物愛護団体などの協力を得て、順次、飼い主に戻したり、新しい飼い主に譲渡したりしてきた。

 しかし、今なお、収容能力を超える約350頭を保護している。このままでは適切な飼育が難しいと、熊本県は9月、全国の都道府県や政令指定都市などに受け入れを要請。新潟県は「中越地震や中越沖地震などの災害では全国から多くの支援を受けた。災害関連は率先して応じよう」と受け入れを決め、熊本県と調整を進めてきた。

被災犬「ごろう」=熊本県提供
被災犬「ごろう」=熊本県提供

 今回受け入れる被災犬は、推定6~10歳のニックネーム「ごろう」(オス)と「まるみ」(メス)、推定1歳未満の「そら」(メス)。新潟に到着後、獣医師による健康チェックなどを経て、12日ごろから県動物愛護センターのホームページに掲載するとともに、同センターで一般公開を始める予定だ。

被災犬「まるみ」=熊本県提供
被災犬「まるみ」=熊本県提供
朝日新聞
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