家猫より胴長短足、ツシマヤマネコのトラジロウ
ツシマヤマネコは対馬(長崎県)にいる野生のネコの仲間です。2010年代前半の調査で野生の個体が70~100頭しかいないと推定され、最も絶滅のおそれが高い種の一つです。今年7月現在、国内10施設で計35頭が飼育されており、盛岡市動物公園にはオス1頭。健康診断など個体管理が義務づけられ、絶滅が危惧されることを知ってもらおうと展示しています。
14年に来園した「トラジロウ」は14歳と高齢で体重は3・8キロ。大きさは一般的なイエネコと変わりません。ツシマヤマネコはイエネコと比べるとやや胴長短足、耳の後ろには白い斑点があり、額に縦じま模様があるのが特徴です。
トラジロウは朝、爪研ぎを終えたら辺りに尿をスプレー状に吹きかけてマーキングするのがお決まり。木陰で休んでいることが多く、いろいろな種類の木を植えている運動場では目を凝らさないと、どこにいるのか見つけづらいです。
園では9月8~25日、ツシマヤマネコの生態や生息環境を知らせるパネル展を開催します。最終日の25日は「ツシマヤマネコデー」として、食事観察を含む飼育係によるガイドや工作会などがあります。
sippoのおすすめ企画
「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。