猫の本屋さんオススメの3冊 絵本、終活手帳、癒やし写真…
◆にゃんこ堂おすすめの3冊はこれだ!
(1)「ねこの看護師ラディ」(講談社)
文/渕上サトリーノ、絵/上杉忠弘
ポーランドの動物保護シェルターで暮らす、ある黒猫の実話が絵本になった。猫と暮らしている人なら、誰もが感じるような猫がもたらす“奇跡”の物語。それを裏付けるようなストーリがつづられていて、内容、イラストともに秀逸な作品。
(2)「猫とわたしの終活手帳」(トランスワールドジャパン)
東京猫医療センター院長 服部幸
猫専門病院の院長だからこそ分かる、長寿猫と飼い主との関係のもち方、お別れの仕方を分かりやすく解説。ゆるやかに自由がきかなくなってくる愛猫への接し方、また、その時を迎えるまでの心の準備と看取り方をやさしく丁寧に説明している。愛猫の看取りを初めて体験する方、シニア猫と暮らしている方にオススメの1冊。
(3)「猫に名言 フロイト、ユング、アドラーの50の言葉」(主婦と生活社)
心理カウンセラー/清田予紀、ソトネコ写真家/南幅俊輔
“ソトネコ写真家”による癒し度抜群の猫写真に、フロイト、ユング、アドラーといった心理学の大家の名言が添えられた変わり種の写真集。心理学者の名言と猫写真で心を解放してくれる一冊。日常のささいな面倒事から、トラウマ、無力感などの壁にぶつかりながら、頑張っている人にエールを送ってくれる。文字を読めないくらい疲れている時は、美しい写真を眺めているだけでも癒し効果は抜群。
◆神保町にゃんこ堂で人気の猫本
350種類ほどの猫本が並ぶ神保町にゃんこ堂の中で人気が高いのはコミックスだという。特によく売れるのが名古屋を拠点として活躍しているイラストレーター・ねこまきさんのコミックス「ねこのほそみち」「ねことじいちゃん」「まめねこ」だ。
4月に第2集が発売になった「ねことじいちゃん」(KADOKAWA)は、猫と老人だらけの島で暮らす、大吉じいちゃんと猫のタマが繰り広げる四季折々のあたたかな物語。第19回文化庁メディア芸術祭漫画部門審査委員会推薦作品にも選ばれた作品だ。
◆猫本探しには、この一冊
数ある猫本から自分好みの一冊を探すのにうってつけなのは、神保町にゃんこ堂の本選びなど全般を切り盛りするアネカワユウコさんの著書「猫本専門神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選」(宝島社)。猫を3匹飼っている編集者の提案で作られた本で、猫本100タイトルを紹介している。オールカラーで、本の中身をじっくり紹介しているので、自分だけの一冊が見つかりそうだ。
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